テレビの放送内容をテキスト化した「TVメタデータ」を提供するエム・データは、TVメタデータの対象エリアを、現在提供中の「関東」「中京」「関西」に加え、新たに「BS局(民放系7局)」へ拡大した。具体的には、4月1日0時以降に「BS日テレ」「BS朝日」「BS-TBS」「BSテレ東」「BSフジ」「BS11イレブン」「BS12トゥエルビ」で放送されたテレビCMが対象となる。
BS局拡大の第1弾として、まずはテレビCMの放送実績(出稿日時、局)と内容を記録した「TV-CMマスタ」から生成を開始。あわせて、テレビCM放送実績確認のための「番組基本データ」(番組放送日時、放送局、番組名)の対応も開始した。
なお、従来のTV-CMマスタと同様に、データ配信による提供に加え、エム・データが提供しているクラウド型TVビッグデータ分析サービス「TV Rank」への展開も予定している。
これまでに「TV-CMマスタ」は「関東」「中京」「関西」と、インテージとの協業による「全国(全地上波)CMマスタ」で地方エリアに対応してきたが、今回新たにBS局も対象に加えたことになる。
今後は、これらTV-CMマスタの提供速度の高速化、タイムCM・スポットCM区分、リッチ化(ナレーションやコピー、シチューション、●●篇などの網羅など)に加え、番組メタデータのリッチ化など、TVメタデータの更なる質の向上を目指す予定。
TV Rankでの分析画面イメージは次の通り。
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