アクションを促す、ストーリーテリング4つのポイント
スティーブ・ジョブス氏のスピーチの事例のように、ビジネスの世界でも“物語”を語ることは有効です。ただ商品・サービスの特徴を謳うだけの「広告」ではなく、消費者の共感を引き起こすような「物語」は、アクションへの動機・コンバージョンを高めます。
では、ストーリーテリングを実際のコンテンツマーケティングで活用するためにはどうすれば良いでしょうか。ここでは、良いストーリーテリングを生み出す4つのポイントを紹介します。
1.感情移入・自己投影(物語の主人公はユーザーや顧客)できる内容にする
読み手や視聴者の深い共感を得るためには、物語の主人公をユーザーや顧客とし、感情移入・自己投影を促すコンテンツにすることが理想です。コンテンツの読み手や視聴者に「これ、自分と同じだ」「これ、私のこと言ってる?」などの感覚を引き起こせれば、良いストーリーテリングと言えるでしょう。
2.最初の8秒間で惹きつける
Webページでも動画でも、ユーザーは最初の8秒間でコンテンツを見続けるか、離脱するかを決めると言われています。必ず最初の8秒以内に(Webページであれば冒頭の文章で)、コンテンツの主題・テーマを明確に伝え、読み手・視聴者の興味を惹きつけることが必要です。
3.小学生が見ても理解できる程度の”わかりやすさ”を意識する
誰が見ても同じように理解でき、記憶に残るようなストーリーテリングであることはコンテンツマーケティングの成功条件の1つです。難解な物語や複雑な内容では、すぐにユーザーや顧客の離脱を招きます。
4.テンポや緊張感を保ち、30秒間から1分間で完結する
FacebookのタイムラインやYouTubeの動画再生画面を想像してください。動画の周りには、次の動画へのリンクが多数存在します。少しでもコンテンツに飽きれば、ユーザーはすぐに別のコンテンツへと離脱するでしょう。これを防ぐには、速いテンポでコンテンツを展開することが重要です。特にFacebookやInstagram向けの動画の長さは、30秒間から1分以内が理想とされています。