店舗とECの垣根をなくし「シームレス」な体験を提供
原嶋:オンライン・オフラインの在庫がスムーズに連動できているというのも大きいですよね。

細山:はい。当社は10数年前から基幹DBを統合していて、お店の在庫もECの在庫も特に区別することなく扱える状態にしています。当社の場合、5点在庫があっても3点確保して2点を在庫として表示させる「安全在庫」方式を採用しており、お客様の購入機会の損失をできるかぎり防げる状態にしています。
原嶋:その他、今後デジタルで取り組みたいことはありますか?
細山:やはり店舗とECの垣根をなくし「シームレス」な体験を提供していきたいと思っています。デジラボも店舗へお越しいただいているわけですが、体験としてはデジタルなものですよね。こうしたオフライン×オンラインの取り組みは、今後もっと増えていくと思っています。
原嶋:まさに、OMOの世界観ですね。最後に、今後の展望を教えてください。
細山:これからも引き続き、デジタルテクノロジーを取り込みながら顧客体験の向上を目指していきます。お客様の目的は自分にぴったり合うスーツを購入すること。やはり、どのチャネルで購入してもその目的が果たせて、さらに感動していただくにはどうすればいいかを突き詰めていきたいですね。