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定期誌『MarkeZine』巻頭インタビュー

老舗メディア「スポニチ」が挑む デジタルビジネスモデル構築

 今年5月1日、江端浩人氏がスポーツニッポン新聞社のCDO(チーフ・デジタル・オフィサー)・特任執行役員に就任した。2月に70周年の節目を迎えた同社は、昨年より江端氏を外部アドバイザーとし、デジタル時代の新たな新聞の形を模索。紙媒体の特性と、老舗スポーツ新聞ならではの豊富な資産やネットワークを強みに、攻勢をかけていく。「情報の信頼性へのニーズや来年に控える東京五輪も大きな追い風」と語る江端氏に、現在の展望を聞いた。

※本記事は、2019年8月25日刊行の定期誌『MarkeZine』44号に掲載したものです。

百戦錬磨のマーケターがスポーツ新聞に参画

株式会社スポーツニッポン新聞社 CDO・特任執行役員 江端 浩人(えばた・ひろと)氏
米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、日本コカ・コーラでiマーケティングバイスプレジデント、日本マイクロソフト業務執行役員セントラルマーケティング本部長、アイ・エム・ジェイ執行役員CMO、ディー・エヌ・エー(DeNA)執行役員メディア統括部長兼MERY副社長などを歴任。2019年5月より、スポーツニッポン新聞社CDO・特任執行役員に就任。事業構想大学院大学教授、エバーパークLLCおよび江端浩人事務所代表として各種企業のデジタルトランスフォーメーションやデジタルマーケティング人材の育成に尽力している。2020年開学予定のi専門職大学(仮称・設置認可申請中)教授に就任予定。

――今回は、これまで様々なお立場でマーケティングに携わられてきた江端さんに、スポーツニッポン新聞社(以下、スポニチ)に移られた理由やメディア企業へのデジタル化などについてうかがいます。まず、多彩なキャリアの変遷をうかがえますか?

 私の父が商社勤務だったこともあり、日本と海外を、特に米国とつなぐような仕事をしたいと思って新卒では伊藤忠商事に入社しました。1993年に社内公募でスタンフォード大学に留学したことが、自分のキャリアにおいて大きな経験になりましたね。まだWindows95が出る前でしたが、学内にはネット環境が広がり先端的な試みが展開されていて、これが世の中に出たら時代が変わるな、と感じたことを覚えています。

 帰国後の1996年、オンラインで写真印刷を申し込むデジプリというベンチャーを立ち上げて、約10年運営して売却しました。今も大手写真チェーンのサービスとして展開中です。次に、日本コカ・コーラに新設されたデジタルマーケティング部門に責任者として入り、7年ほど勤めました。ちょうど2010年前後はブログやSNSが一般の皆さんに広がった頃で、コカ・コーラでは特に若年層の獲得を目的に、オウンドメディアでのコミュニティづくりに取り組んでいました。

 その後、日本マイクロソフトでBtoC/BtoB双方のマーケティングを率い、IMJでCMOを務めていた2016年、DeNAが運営していた医療健康情報サイト「WELQ」の炎上が起こりました。「WELQ」に続いていったんは閉鎖した「MERY」の再生プロジェクト等に、縁あって2年ほど中心的に関わって、今年からスポニチに参画しました。

――では今回なぜ、スポニチに入られたのでしょうか?

 そもそも江端さんが新聞社というマスメディアに今このタイミングで入られたことは、マーケティング業界では驚きをもって受け止められたのではないかと思います。

 理由は、2つあります。一つは、新聞社には老舗のメディアだからこそ持っている資産が非常に多いこと。もう一つは、東京五輪を目前に、スポーツをする・見ることに費やす時間が大きく伸びる見込みがあることです。五輪以外でも今年のラグビーW杯、またプロバスケの「B.LEAGUE」も盛り上がっています。シニア層の健康増進のためのスポーツも注目されています。

 スポニチには、昨年から外部アドバイザーとしてお手伝いをしていました。正式な参画をお引き受けしたのは、その期間を通じて、業界有数の発行部数を誇りながらWebメディアの「Sponichi Annex」を中心にデジタル戦略に積極的な姿勢がよくわかったからです。プロスポーツだけでなく、社会人大会などアマチュアスポーツへの協賛も長く継続していることにも共感しました。より中に入ることで、私が果たせる役割があると思いました。

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信頼性が求められる時代 紙媒体には追い風

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長 1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケター向け専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、定期誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新しいビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは...

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