SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第70号(2021年10月号)
特集「データ活用の新常識」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

「車輪の再発明はもう止めよう」BtoBマーケの才流、ベイジ、WACULが自社ノウハウをシェアする理由

 BtoBマーケティングには、形式知化できる領域が存在する――。その考えに基づき、BtoBマーケティング支援の才流、Web制作会社のベイジ、Webサイト分析・改善提案ツール「AIアナリスト」を提供するWACULの3社は、BtoBサイト改善の勝ちパターンをまとめた「チェックリスト/ワイヤーフレーム」を公開した。本記事では、3社が社内で培ったノウハウを無料で公開するに至った理由、サイト改善を高速で進めると見えてくる組織やビジネスの課題、そしてマーケターがリソースを割くべきBtoBマーケティングの本質はどこにあるのかを聞いた。

「車輪の再発明をなくしたい」社内向けのノウハウを公開

「BtoBサイトチェックリスト/ワイヤーフレーム」について

「BtoBサイトチェックリスト/ワイヤーフレーム」より抜粋
「BtoBサイトチェックリスト/ワイヤーフレーム」より抜粋

 BtoBマーケティング支援の才流、Web制作会社のベイジ、Webサイト分析ツールを提供するWACULの3社は、様々なBtoB企業のサイト制作・改善で蓄積したノウハウをまとめた「BtoBサイトチェックリスト/ワイヤーフレーム」を公開(関連リンクを参照)。グローバルナビゲーション、CTA、ホームといったサイトの各要素について、見本となるフレームとチェック項目を紹介している。

(左)株式会社才流 代表取締役 栗原康太氏(中央)株式会社ベイジ 代表/ナイル株式会社 UX戦略顧問 枌谷力氏(右)株式会社WACUL 取締役CIO 垣内勇威氏
(左)株式会社才流 代表取締役 栗原康太氏
(中央)株式会社ベイジ 代表/ナイル株式会社 UX戦略顧問 枌谷力氏
(右)株式会社WACUL 取締役CIO 垣内勇威氏

――まずは、3社合同で「BtoBサイトチェックリスト/ワイヤーフレーム(以下、リスト)」を公開した経緯について教えてください。

枌谷:前提として、BtoBビジネスにおいて自社サイトを充実させることは非常に重要です。BtoBは情報入手のためのチャネルが少なく、特に検討の初期段階では、企業のサイトしか情報源がないことも少なくありません

栗原:展示会やDMなど、他の方法で接触した人も、一度はサイトを訪問するため、整えておかないと機会損失が大きい。しかし一定の型はあるので、手を付ければ結果は必ずついてきます。

――BtoBのサイトには一定の型がある?

栗原:はい。今回リストを作成した根底にも、BtoBのサイト改善には成果を出すための「型」が存在するという考え方があります。私は10年近くBtoBマーケティングに携わってきましたが、勝ちパターンがあると確信しています。

 しかしこうした知見はなかなか共有されることがなく、あちこちで同じような実験と検証が続けられているとても非効率だと感じていました。そのため才流とベイジが社内用に作成していたワイヤーフレームやチェックリストを再構成し、WACULが有するデータを基に内容を精査し、公開に至りました。

垣内:サイト制作に限らず、デジタルマーケティングには「車輪の再発明」が本当に多い。バズワードや怪しい話にだまされてしまう初心者も多く、そういうものは根こそぎなくしたいと考えています。

 デジタルの本質はコストカットにあるはずなので、無駄なことにお金や時間を使わずとも「80点までは誰でも最速でとれる」状況を作っていきたい。その上で、より本質的な仕事に時間を割いてほしいのです

枌谷:Web制作会社やデザイナーの「クリエイティブ」に対する認識も、ビジネスの現場の実状とズレているように思います。誰も思いつかなかったようなものをゼロから作るのがクリエイティブで、なんらかの「型」に従うのはクリエイティブではない、という感覚を持ったデザイナーも多いのではないかと。

 ビジネスにおけるクリエイティブの本質は、問題解決に向けた創意工夫の結果であり、打ち手の目新しさではないはず。問題を解決できるなら、今まで誰も考え付かなかった表現である必要はないのです。それなのに、成果の出る「型」を知らなければ、本質的にはまったくクリエイティブではないことをクリエイティブだと錯覚し、発注企業もWeb制作会社もそこに時間とお金を使ってしまう。

栗原:たまにマーケターから「制作会社と馬が合わず、1年近くサイトリニューアルプロジェクトが続いている」という話を聞くことがあります。こうした無駄をなくすために、業界のベースとなるものを作りたいというのも、今回の意図のひとつです。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
サイト改善の無駄と本質 本当に時間を割くべきなのは?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

蓼沼 阿由子(編集部)(タデヌマ アユコ)

北海道生まれ。 東北大学教育学部を卒業後、テレビの報道記者を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/10/23 07:00 https://markezine.jp/article/detail/31990

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング