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第106号(2024年10月号)
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生活者データバンク

生活者に気づきを与え、新しい暮らしへと導く新発想

本記事では、生活者が未来の生活に対してどのような期待をしているのかを明らかにできるフォーサイト調査に着目。インテージが実際に行った調査事例などを通じて、生活者のありたい姿を見出すメリットなどを解説する。

※本記事は、2019年9月25日刊行の定期誌『MarkeZine』45号に掲載したものです。

未来への兆し(フォーサイト)から、イノベーションのヒントを得る

 シーズ・技術起点だけではなく、生活者ニーズ起点での商品開発や、イノベーションを起こすための創発型生活者リサーチへの期待が高まっている。

 商品のコモディティ化が進み、改善改良を重ねられてきたカテゴリーや商品において、生活者自ら不満や未充足を感じること、またそれを語ることが難しくなっている。仮に不満や未充足の声が得られたとして、これらを解決することが、イノベーションなのだろうか。

 イノベーションのヒントを得るためには、生活者に内在する“未来の暮らしへの想い”に目を向ける必要がある。

図表1 経験や実態ではなく、生活者の期待構造を調査する(タップで拡大)
図表1 経験や実態ではなく、生活者の期待構造を調査する(タップで拡大)

 生活者は、未来に何を期待しているのか。企業はその期待に対し、もたらす価値(意味)は何かを探究することが重要である。そのためには、従来の実態把握や評価・検証型の調査ではなく、イノベーションを生み出すことを目的とした、生活者の未来への期待構造を描く、“フォーサイト型の調査”が必要である。

 インテージでは、商品開発支援のためのプログラムとして、「デ・サインリサーチ」※1をサービス提供しており、当たり前を問い直す、生活者の暮らしをテーマにした調査を設計している。今回は、生活者のありたい姿を、対話を通じてともに学び、描いていく調査を、事例とあわせて紹介したい。

※1 「デ・サインリサーチ
インテージでは、「デ・サインリサーチ」(デザインの語源に着想した造語)という言葉を掲げ、リサーチデータをもとにワークショップを行い、生活者起点での新しい商品やサービスアイデアを創発する取り組みに挑んでいる。生活者の声なき声(サイン)を見極め、カタチにして開発を支援することで生活者と企業をつなぐことを目指している。

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生活者自らに“気づきを与える”調査手法

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この記事の著者

杉野 遥香(スギノ ハルカ)

株式会社インテージ カスタマー・ビジネス・ドライブ本部 事業デザイン部 デ・サインリサーチグループ リサーチアナリスト/ワークショップデザイナー 2025年マーケティング業界への期待Proj.リーダー
インテージでは、リサーチとワークショップを組み合わせ、新しい商品やサービス開発を支援するプログラム『デ・サインリサーチ』を担...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/09/25 14:45 https://markezine.jp/article/detail/32012

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