企業はデータにともなう責任を忘れてはならない
MZ:最後に日本のマーケターに向けて、メッセージをお願いします。
シャーマン:日本のマーケターにお伝えしたいことは、お客様にパーソナライズした体験を提供するのはとても大事なことですが、“パーソナライズは、やりすぎてはいけない”ということです。ブライアンも話していましたが、パーソナライズというのは、行き過ぎるとかえって“不快な体験”となります。データを使ったマーケティングは非常に有効ですが、データを持つということに大きな責任がともなっていることを、企業は決して忘れてはいけません。
また、これはマーケターというよりビジネスリーダーへのメッセージとなりますが、ビジネスリーダーのみなさまは、自分たちがどこに投資しているのかを、今一度見つめ直してみてください。その投資は、お客様を惹きつけるためのものですか? それとも、お客様に満足してもらうためのものですか? 両者のバランスはどうしょうか? おそらく、多くの企業では今、惹きつけるほうの投資が大きくなっていると思います。ですが、これからはお客様に満足していただくための投資が重要になることを、意識してみてはいかがでしょうか。
MZ:シャーマンさん、本日はありがとうございました。
おまけ:HubSpot米国本社にも行ってきました
イベントの合間にHubSpot米国本社にも行ってきたので、少しだけオフィスをご紹介します!