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実戦!Google Analytics徹底活用講座

第5回 アクセス解析データを書き出して再利用しよう

実際にデータをエクスポートしてみる

 では実際に、データをエクスポートしてみましょう。Google Analyticsにログインして、画面左側にあるメニューからデータをエクスポートしたい解析項目をクリックします。ここでは例として「ブラウザのバージョン」を選択しています。

画面左側のメニューからエクスポートしたい解析項目をクリックしよう。

 データをエクスポートしたい解析項目が表示されたら、解析結果の表示枠の右上の「エクスポート」のところに並んでいるアイコンを見てください。それぞれのアイコンをクリックすることで、好みのデータ形式でデータをエクスポートできます。

アイコンは左から「タブ区切り(テキスト)」「XML」「Excel(CSV)」となっている。
わからないときは、マウスポインタをアイコンの上に乗せればデータ形式が表示される。

これら3種類のエクスポート方法について、詳しく説明しましょう。

「タブ区切り(テキスト)」でデータをエクスポート

 エクスポートの際に「タブ区切り(テキスト)」を選択すると、別ウィンドウが開き、テキスト形式で保存された内容が表示されます。お使いのパソコンに保存する際は、「ファイル」→「名前をつけて保存」をクリックしてファイルを保存してください。

「タブ区切り(テキスト)」を選択すると新しいウィンドウが表示されて、
データの内容が表示される。

「XML」でデータをエクスポート

 エクスポートの際に「XML」を選択すると、「タブ区切り」のときと同じように別ウィンドウが開き、XML形式で保存された内容が表示されます。お使いのパソコンに保存する際は、「ファイル」→「名前をつけて保存」をクリックしてファイルを保存してください。

「XML」を選択したときも新しいウィンドウが表示されて、データの内容が表示される。

「Excel(CSV)」でデータをエクスポートする場合は文字化けに注意

 エクスポートの際に「Excel(CSV)」を選択すると、CSVファイルのダウンロードが始まります(ブラウザによっては、ブラウザ内で開かれることがあります。その際は、「ファイル」→「名前をつけて保存」をクリックしてファイルを保存してください)。ダウンロードが終了したらExcelなどで開くことができます。

 実は、ダウンロードしたCSVファイルをそのままExcelで開いてしまうと、日本語の部分が文字化けしてしまいます。これは、Google AnalyticsがエクスポートするCSVファイルの文字コードが「UTF-8」になっているためです。

ダウンロードしたCSVファイルをExcelで開くと、
日本語部分が文字化けしているのがわかる。

 ちょっと手間がかかりますが、文字化け表示を修正する方法を説明します。

  1. 任意のテキストエディタで、ダウンロードしたCSVファイルを開く。
  2. エディタ上で、文字コードを「Shift JIS」に変更する。
  3. 変更が終わったら保存する。
テキストエディタでCSVファイルを開き、文字コードを「Shift JIS」に変更する。

文字コードの変更を行ってから、再びCSVファイルをExcelで開いてみましょう。今度は日本語がきちんと表示されています。

文字コード変更後のCSVファイル。
Excelで開いても日本語部分が文字化けしなくなった。

 なお、筆者がテストしたところ、エクスポートするCSVファイルのサイズがだいたい100KBまでであればこの方法で文字化けを回避できるようです。ところが、それ以上のデータサイズになってしまうと(理由はわかりませんが)テキストエディタ側でエラーが出てしまいました。

 そのため、文字化けが回避できないデータサイズになってしまう場合は、Google Analyticsの左メニュー下部にあるカレンダーを使えば、解析結果を表示する期間を変更することができるため、対象期間を短くすることで、文字化けしないようにエクスポートするデータのサイズを調節してみてください。

次のページ
エクスポート機能を使えば活用法は無限に

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この記事の著者

伊草 淳(イグサ ジュン)

1979年神奈川県生まれ。成城大学経済学部卒。雑誌編集者、Webディレクターを経て、現在は不動産デベロッパーに勤務。不動産管理業務と併せ、自社サイトの制作および運用を担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/11/08 12:00 https://markezine.jp/article/detail/331

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