実際にデータをエクスポートしてみる
では実際に、データをエクスポートしてみましょう。Google Analyticsにログインして、画面左側にあるメニューからデータをエクスポートしたい解析項目をクリックします。ここでは例として「ブラウザのバージョン」を選択しています。

データをエクスポートしたい解析項目が表示されたら、解析結果の表示枠の右上の「エクスポート」のところに並んでいるアイコンを見てください。それぞれのアイコンをクリックすることで、好みのデータ形式でデータをエクスポートできます。
これら3種類のエクスポート方法について、詳しく説明しましょう。
「タブ区切り(テキスト)」でデータをエクスポート
エクスポートの際に「タブ区切り(テキスト)」を選択すると、別ウィンドウが開き、テキスト形式で保存された内容が表示されます。お使いのパソコンに保存する際は、「ファイル」→「名前をつけて保存」をクリックしてファイルを保存してください。
「XML」でデータをエクスポート
エクスポートの際に「XML」を選択すると、「タブ区切り」のときと同じように別ウィンドウが開き、XML形式で保存された内容が表示されます。お使いのパソコンに保存する際は、「ファイル」→「名前をつけて保存」をクリックしてファイルを保存してください。
「Excel(CSV)」でデータをエクスポートする場合は文字化けに注意
エクスポートの際に「Excel(CSV)」を選択すると、CSVファイルのダウンロードが始まります(ブラウザによっては、ブラウザ内で開かれることがあります。その際は、「ファイル」→「名前をつけて保存」をクリックしてファイルを保存してください)。ダウンロードが終了したらExcelなどで開くことができます。
実は、ダウンロードしたCSVファイルをそのままExcelで開いてしまうと、日本語の部分が文字化けしてしまいます。これは、Google AnalyticsがエクスポートするCSVファイルの文字コードが「UTF-8」になっているためです。
ちょっと手間がかかりますが、文字化け表示を修正する方法を説明します。
- 任意のテキストエディタで、ダウンロードしたCSVファイルを開く。
- エディタ上で、文字コードを「Shift JIS」に変更する。
- 変更が終わったら保存する。

文字コードの変更を行ってから、再びCSVファイルをExcelで開いてみましょう。今度は日本語がきちんと表示されています。
なお、筆者がテストしたところ、エクスポートするCSVファイルのサイズがだいたい100KBまでであればこの方法で文字化けを回避できるようです。ところが、それ以上のデータサイズになってしまうと(理由はわかりませんが)テキストエディタ側でエラーが出てしまいました。
そのため、文字化けが回避できないデータサイズになってしまう場合は、Google Analyticsの左メニュー下部にあるカレンダーを使えば、解析結果を表示する期間を変更することができるため、対象期間を短くすることで、文字化けしないようにエクスポートするデータのサイズを調節してみてください。