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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Autumn

実践!マーケティングアカデミー

若年層の心、どう掴む!?

デジタルからリアルへの進出を目指す

――デビューからまもなく1年ですが、どういった成果を感じられていますか?

 まず成果としてわかりやすいのはチャンネル登録者数だと思いますが、こちらは現在(2020年3月)7,600人ほどになっています。数自体は他のYouTuberと比べてボリューム的に多いというわけではないのですが、視聴者の構成比を見ると、しっかりと狙っていた10代・20代をキャッチすることができています。

 また特徴的なのは、キャラクターが男性ということもあり、視聴者の6割以上が女性なんです。YouTuberコンテンツの視聴者層というのは平均的に男性のほうが多くなるようなので、これは珍しい傾向なのではないかと思います。もちろん今後男性にも見ていただきたいと思っているので、昨年12月には「レディ華花伝」という女性のキャラクターも新しく登場させています。実際に、レディ華花伝が登場したときには、女性よりも男性の視聴者が増えるなど、狙った成果が見えてきています。

――では最後に、今後の展望をお聞かせください。

 YouTubeやTwitterというデジタルの場でキャラクターが定着してきたので、次のステップとしては、リアルな場所にも進出していきたいと思っています。白花伝伯爵を始めた頃、実は社内でも「何やってるの?」と、あんまり受け入れられてなかったんですけど(笑)、最近では「白花伝伯爵を登場させたいから、動画のデータを貸してほしい」といった声が増えるなど、インナーでも盛り上がってきているのを感じています。

 当社の製品製造工場の方に聞いた話では、小学生向けに実施している工場見学でも白花伝伯爵の動画を見せているようで、そこでも非常に人気なんだそうです。当初狙っていた年齢層よりも下の世代にも響いているのだな、と非常に嬉しく思います。

 今後もたとえば店頭で白花伝伯爵が家電品を紹介するなど、YouTubeだけに閉じたキャラクターではなく、活動領域をどんどん広げていきたいですね。

今回のポイントは……
  • 若年層の心を掴むため、バーチャルYouTuberを作ることに
  • キャラクターやコンテンツはあえて「日立らしさ」をなくし、企業イメージを変えることを狙う
  • デジタルからリアルへの進出を目指す

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/04/24 15:30 https://markezine.jp/article/detail/33259

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