本連載では、広告・マーケティング業界に特化した転職、副業、就活のキャリアコンサルティングを3,000人以上担当したホールハートの野崎大輔さん(通称:白メガネ)が、同領域で活躍中の業界人のこれまで歩んできたキャリアを深掘りし、人生100年時代におけるキャリア設計のヒントを探ります。今回は、企業のデータ活用を支援するBICP DATAの代表取締役である渡邉桂子さんに話を聞きました。
企業に寄り添ってデータ活用をサポート
野崎:今回は、2018年12月からBICP DATAの代表取締役としてご活躍の渡邉さんにお話をうかがいます。代表取締役でありながら1児の母でもある渡邉さんから、母親マーケターとしてのキャリア形成を探っていけたらと思います。
まず、現在の渡邉さんの役割について教えていただけますか。

株式会社ビーアイシーピー・データ 代表取締役 渡邉 桂子さん
2004年アイティメディアに入社。広告営業としてサイト分析ツールなどを活用。電通レイザーフィッシュ(現電通アイソバー)、サイズミック・テクノロジーズ、楽天において第三者配信、位置情報、クロスデバイスなど最先端テクノロジーを活用したソリューションの導入支援や商品開発、海外ソリューションのローカライズ、パートナーアライアンスなどを担当。2018年12月、ビーアイシーピー・データ代表取締役に就任。
渡邉:BICP DATAは、戦略とデータをつなぐことを目的としたプロデュース&マネジメント業務を行う企業で、私は外交担当としてお客様と向き合いながら、経営面も見る役割を担っています。
現在、企業のデータを活用したマーケティングやマネタイズなどのプロジェクトが多く立ち上がる一方で、データを集めることが目的化しているケースを多く見かけます。そこで我々は、お客様がデータをどのような目的で集めて顧客のためにどのように使うのかを考え、データ活用戦略策定と実行への落とし込みをお手伝いしています。
野崎:確かに、とりあえずDMPの構築を進めていたが、使い道が見えず頓挫したといった話はあるあるですね。外交担当としてお客さんに向き合うという話がありましたが、プレーヤーとしてデータ分析や戦略設計なども行ったりするのでしょうか。
渡邉:データ活用に関するコンサルタントは別におります。私はなぜデータ活用戦略策定が必要なのか、クライアント企業内で啓蒙しています。BICP DATAでは、描いた戦略を実行に移すことが大事だと思っていて、チームビルディングやマネジメント、ときにはハンズオンでのサポートまで行っています。
アクセス解析ツールでデータドリブンのよさを知る
野崎:データをうまく活用できない企業が多い中で、需要があるお仕事だと思います。しかしながら、企業のデータ活用を支えるプロになるのは相当困難です。ここからは、そんな渡邉さんがどのようにしてできあがってきたのかを探りたいと思います。
新卒ではアイティメディアに入社していますが、どういったお仕事をしていたんでしょうか。
渡邉:最初は広告営業として、記事広告などの提案をしていました。その中でアクセス解析ツールを触る機会がありました。2005年頃なので、比較的早い時期ですね。ツール導入前は記事広告のPVと関連リンクのクリック数くらいしか報告することがなかったのですが、ツールを通じて滞在時間やヒートマップが可視化できるようになりました。
そして、その分析結果を報告レポートに入れて提示したら、お客様から好評だったんです。このときから、データドリブンってすごくいいなと思うようになりました。
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道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)
1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...
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