日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会(Web Advertising Bureau、以下WAB)は、5月26日に第34回WABフォーラムを行い、2020年WAB宣言「デジタルがあたりまえになった世界で、信頼されるために」を発表した。また同宣言を業界全体の取り組みとしていくため、組織の変更を行った。
WAB宣言は、同協会の会員社で共有する意識を、同じような課題を抱える会員以外の企業・個人・研究者にもディスカッションを通じて広げていきたいという趣旨のもと、2002年より発表されているものだ。
今回の宣言では「人々の生活や働き方などがめまぐるしく変わる社会情勢とともに、様々な領域でのデジタル化が加速していくなかで、生活者の情報接触に対する意識にも大きな変化がある」と発表。この状況を背景に「デジタルがあたり前になった世界で、顧客から信頼され選ばれるために、今私たちは何をするべきかを考え、前向きで真摯な取り組みをアップデートし続けることが必要だ」と説いた。
組織変更では、既存の3組織の名称を「データ活用委員会」「カスタマーエクスペリエンス委員会」「人材育成プロジェクト」に変更。また新たに「コミュニケーションプランニング委員会」「BtoBマーケティング委員会」「業界健全化推進プロジェクト」「U35プロジェクト」を設立した。
【関連記事】
・BtoB企業では「WEB広告」が中心に/「テレビCM」へのニーズは?【東京アドエージェンシー調査】
・Web広告研究会、代表幹事に中村俊之氏が就任!副代表幹事は西田健氏
・コロナ禍により約6割の企業で広告宣伝費が減少/約7割が新たな手法に積極的【Grill調査】
・嫌われる/読まれる広告の違いは?マイボイスコム、1万人超にネット広告に関する調査を実施
・ネット広告業界2020年のトレンドはOTT、メディア品質向上/プライバシー規制の影響は【IAS調査】