運用改善で実際に反応が良かったコンテンツは?
MZ:では、実際に運用を改善して反応が良かったコンテンツを紹介いただけますか。
FS:特に反応が良かったのはコラム投稿ですね。3枚の画像を駆使して「眠りのためのストレッチ」など女性の眠りや美容に関連した内容、また西川のタオルシリーズである「ムースパフ」などの商品紹介に関するコンテンツを投稿していました。各コンテンツのリーチやインプレッション数を検証してるのですが、コラム投稿がパフォーマンスの上位に入ってきました。
大渕:コラム投稿は、やりたいと思っても形にするのは難しいと思っていたので、それが成功したのは良かったです。
また、コラム投稿以外で上手くいったのは、「konemuri(こねむり)」というお昼寝用の枕とスヌーピー関連の商品に関する投稿です。
前者は元々販売していたものの、中々反応がよくありませんでした。しかし、動物をモチーフにして、女性的なイメージでやわらかい感じがある商品だったため、Instagramでの投稿を始めたところ、非常に売上も伸びお問い合わせも増えました。
後者に関しても、数年前から販売していたものの、中々売上が伸びませんでした。しかし、Instagramに投稿し始めたところ、かわいらしい画像に反応が集まり、ファンの方を中心に売上が急増しました。
どちらの商品もこれまでも販売していた商品なので、SNSを起点に売上が増加しました。
売上が3倍増する商品も
MZ:売上が上がった商品もあったとのことですが、Instagram運用によって得られた成果を教えてください。
大渕:すべてがInstagramによる成果とは言えないかもしれませんが、たとえばスヌーピーのタオルは前年比で売上が3倍に増加しました。その他、カバーやケット類も大幅に売上を拡大しました。フルスピードさんによる支援のもとInstagramの運用を改善してからの成果なので、Instagramが大きく寄与したと考えております。
また、フォロワー数も400弱だったのが1,700強に増加しました。日本橋西川のファンと呼べる方が集まるようになったのは良かったと思います。
MZ:売上が3倍に増加した商品があるのはすごいですね。
大渕:これまでも、スヌーピー商品に関するキャンペーンや発信はしていましたが、ここまで大きく数字が変化したのは驚きました。売上だけでなく、お問い合わせが増えたり、店内でInstagramの投稿を見せて商品について尋ねてくる方もいらっしゃったりと、様々なところで良い影響がありました。