三井住友カードとマクロミルは、企業の戦略的なデータ利活用の促進を目指した業務提携を行うことで合意した。
三井住友カードは、同社が保有するキャッシュレスデータ(クレジットカードなどによる取引等に関する統計データ)を戦略的に活用すべく、データ分析支援サービスである「Custella(カステラ)」を提供している。
一方、マクロミルは、マーケティング・リサーチサービスやソリューションの開発・展開に取り組む企業。国内約130万人の消費者パネルを自社で保有し、この自社パネルから取得する様々な意識データや行動データを、詳細な属性データに紐づけて提供しており、2020年3月からはデータコンサルティング領域のケイパビリティを強化する目的で、データコンサルティングサービス「MAG(マグ)」の提供している。
今回の業務提携では、CustellaにおいてMAGの提供を通じて獲得した様々な知見を活用することで、Custellaの分析設計や考察・示唆の導出のレベルアップを図る。
これにより、アナリストやデータエンジニアがデータ分析設計やレポーティング、データの集計を行う上で、より効果的なデータマネジメントの実現が可能に。両社は両社のアセットを相互に活用することで、Custellaの付加価値を向上させると同時に、マクロミルのデータコンサルティング領域における『MAG』のケイパビリティを拡大させる。
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