4PとSTPで既存市場を分析する

4P
マーケティングの戦略の企画、実行のための具体的な施策プランニングを行うフレームワーク。アメリカのマーケティング学者マッカーシー(McCarthy)が提唱したもので、4Pはそれぞれプロダクト(Product:商品やサービス、ブランドなど)、プライス(Price:価格、支払い方法など)、プレイス(Place:流通経路や販売場所など)、プロモーション(Promotion:広告宣伝、販売促進活動など)の頭文字であり、これらを組み合わせて(マーケティングミックス)マーケティングの戦略を考えていくマーケティングの要素である。また、サービスでは7Pに拡張されるなど、マーケティング戦略を考える際にベースとして浸透している。
4Pが企業からの視点であるのに対し、顧客視点の4C、価値(Customer Value)、価格(Cost)、利便性(Convenience)、コミュニケーション(Communication)のフレームワークもある。
STP
コトラー(Kotler.P)が提唱したマーケティング戦略のフレームワークで、自社がどの市場でどのような価値を提供するかを効果的に進めるための手法である。市場を細分化するセグメンテーション(Segmentation)、細分化された市場から標的市場を決定するターゲティング(Targeing)、市場の競合を調べ、自社の立ち位置を決めるポジショニング(Positoning)の頭文字からSTPと呼ばれる。STPで市場を分析することによって、自社の商品やサービスが効率的に利益を上げるのに適した市場を明らかにすることができ、顧客像を描きやすく、効果的な戦略が立案できる。