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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

リアル行動データから消費者行動の「今」を紐解く

【データ&ペルソナで理解】コロナ禍の消費者行動。高額消費の機会が減った20代、チャレンジ志向の60代

意外な場所がランクイン!?挑戦する60代

 「急上昇」に意外な場所が多くランクインした60代。何事にも挑戦してみようという傾向が読み取れました。

60代の行動傾向「急上昇・急降下」ランキング

【外食】敬遠していたファストフードにも挑戦

 外食の傾向を見ると、ハンバーガー、テイクアウト・弁当専門店が急上昇の1位、2位となっています。これまで「専門店やレストランには敵わない」「家の料理が一番」と敬遠してきたファストフードやテイクアウトのお店も、試してみたらとても美味しかったり、健康に配慮したメニューが増えていたりという気づきがあったのかもしれません。

【買い物】コスパ重視へシフト?

 買い物では百円均一ショップやディスカウントストアが急上昇にランクイン。コスパの良さや品揃えの良さ、節約志向にその要因があるのかもしれません。また、ホームセンターやドラッグストアが「急上昇」にランクインしていることは他の年代にはない特徴です。この機会にと、自宅内の充実にも取り組む様子が感じられます。

【レジャー】観光スポットがランクイン

 観光スポットやビジネスホテルが急上昇にランクイン。まだまだ外出にはハードルを感じるタイミングも多いですが、日帰りも含めて観光地に足を運んでいる方も多いのかもしれません。

 以上の結果を踏まえて、60代のペルソナイメージと行動変化を下図に示しました。

60代ペルソナイメージとデータから見えてくる行動の変化

まとめ

 今回は、リアル行動データを活用し、年代別にその行動傾向の変化を分析しました。ライフスタイルだけでなく、そこから読み解ける顧客の価値観変容を捉え、時代の空気感にあったタイムリーな施策展開を行うことが重要ではないでしょうか。次回は視点を変え、「場所」に焦点を当て、オフィス街に勤める人の「今」をエリア別に行動データ、ペルソナでより深く理解していきます。お楽しみに!

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この記事の著者

星 雄大(ホシ ユウタ)

株式会社unerry/BeaconBank事業部 カスタマーサクセス。金融系システムエンジニア、クリエイティブディレクター、CDP導入コンサル・セールス組織の立上げを経て、19年unerry参画。ブランド、商業施設、メーカー、イベントなど様々な業種・業態クライアントのD X推進を牽引。オンライン・オフラインのデータ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/11/24 09:00 https://markezine.jp/article/detail/34760

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