接待・会食が激減した20代。代わりに増えたのは?
20代の行動傾向「急上昇・急降下」ランキング

【外食】接待・会食が激減!代わりに増えたのは……?
「急降下」のランキングには、割烹・懐石や握り寿司など、高級飲食店が目立ちます。取引先の接待や会食、上司との食事の機会などに、少々ハードルの高いお店にも行けていたのかもしれません。一方「急上昇」には、アイスやソフトクリーム、洋菓子、ケーキといったスイーツや、ハンバーガーを中心としたカジュアルなお店が並びます。20代の外食傾向は、手軽でお腹いっぱい食べられる洋食にシフトしているようです。
【買い物】○○に目覚めた!?
買い物傾向に目を向けると、新型コロナウイルス流行前はランキング下位だった百円均一、食品スーパー、ディスカウントストアに行く割合が増えています。家にいる時間が多くなったこの機会に、自炊に目覚めた人も多いのかもしれません。一方、中古車販売や住宅展示場など、大きな買い物に関連する場所にはあまり行かなくなっていることから、先行きが不安な中で倹約志向が芽生えていることがうかがえます。また、運動不足を気にしてか、スポーツ用品店が急上昇ランク4位に入りました。
【レジャー・エンタメ】密を避けゆったり過ごせる場所へ
レジャー・エンタメでは民宿や温泉施設、ペンションが急上昇。都心(密)を離れ、比較的安価な値段でゆったり過ごせたりするレジャーが人気のようです。一方で、テーマパークや野球場、スタジアムなど、これまでアクティブな若者がこぞって足を運ぶような場所は、入場制限が実施されていることもあり、まだまだハードルが高いと言えます。
以上の結果を踏まえて、20代のペルソナイメージと行動変化を下図に示しました。
20代ペルソナイメージ/行動の変化

ニューノーマルへの試行錯誤を続ける40代
外食、買い物、レジャースポットそれぞれの行動傾向から、リモートワークを中心としたニューノーマル時代の働き方に順応しようとしている働き盛り世代の「今」が浮かび上がりました。
40代の行動傾向「急上昇・急降下」ランキング

【外食】テイクアウト・弁当専門店の利用が増える
20代と同様、高級な飲食店から足が遠のいていますが、注目すべきは「急上昇」のテイクアウト、弁当専門店のランクインです。これまで手作りしていた、もしくは外食で済ませていた食事を、自宅周辺でさくっと持ち帰ることができる中食に切り替えていることがうかがえます。リモートワークや一斉休校で、食事を準備する回数が増えたことも影響しているかもしれません。
【買い物】「お買い得」に注目が集まる
買い物傾向も20代と同様、高価な買い物を控え、お買い得なモノへのニーズが高まっています。また玩具、子供向け雑貨店が急上昇4位にランクイン。なかなか子供を外に遊びに連れて行けない中で、玩具を買い与える機会が増えていることが考えられます。
【レジャー】リモートワークの試行錯誤が結果に反映!?
インターネットカフェがランクイン。専用の書斎がなく、自宅のインターネット環境もあまり良くないことなどから、個室やブース型のインターネットカフェでリモートワークされている方も多いのではないでしょうか。
以上の結果を踏まえて、40代のペルソナイメージと行動変化を下図に示しました。
40代ペルソナイメージ/行動の変化
