修羅場をくぐりに行けるリーダーに
――最後に、今後の展望をお聞かせください。
将来像を聞かれると、とても悩みます。正直、これまで強くイメージしてこなかったからこそ、今の自分があるような気がします。あるいは、もっと先を想像するための経験や知識が、まだ足りていないのかもしれません。これから数年に関しては、チームのみんながいきいきと働ける組織を作り、ビジネスをリードしていく人材になる、ということを考えています。ビジネスの成長と、モチベーションの高い組織を作ること、その両立が目標です。そこには、マネジメントスキルだけではなく、政治的な立ち回りや社内環境との関係性も大きく影響してくると思うんです。リーダーには常に、今やっていることが正しいかどうかわからない不安がつきまといますし、組織を大きくし、活性化していく過程では、様々な問題が起こるでしょう。その一つひとつにしっかり向き合えているか。修羅場から逃げず、くぐりに行ける人間になれているか。さらに言えば、そうした環境を楽しむことができているか。自問自答しながら、どんな変化にも対応できる組織を作っていきたいです。