コンセプトへの共感だけでは、商品は売れない

事業をスモールスタートする:リーン・スタートアップとMVP
リーン・スタートアップとは、米国の起業家、エリック・リース(Eric Ries, 1979〜)が実践の中で構築していったマネジメント手法です。新規事業を開発する際に、コストをかけずに、最低限の機能をもった商品やサービス(MVP:Minimum Viable Product)をローンチし、「Build(構築)→Measure(計測)→Learn(学習)」のフィードバックにより、検証によって学ぶことにより、リスクを軽減しながら、画期的な新商品の開発方法です。
MVPを作成することにより、アイデアを絞り込む前に検証し、失敗を重ね学習していくことにフォーカスすることで、無駄を排除できます。仮説の見直しや方向転換(ピボット)ができるように、検証して学べる機能横断的なチームを作ることで、イノベーションを起こし変革を起こせる組織を可能する手法として注目されています。ちなみにリーン(Lean)とは、「引き締まった」「無駄のない」という意味です。
出典:『The Lean Startup: How Today's Entrepreneurs Use Continuous Innovation to Create Radically Successful Businesses』Eric Ries.(2011)