VR・ARを開発するSynamonは、AI翻訳のロゼッタと、「リアルタイム多言語翻訳システム装備のVRオフィス」を共同開発した。
同サービスは、Synamonの開発するVRビジネス施設NEUTRANS内のバーチャル空間上に、ロゼッタが開発した音声認識・音声翻訳のAPIを使った音声翻訳機能を搭載。これにより、話者の話した内容をリアルタイムに翻訳することを可能にした。対応言語は日本語・英語・中国語(簡体)の3言語で、操作パネル上で音声翻訳機能のオン/オフや翻訳言語を切り替えることができる。
ロゼッタは2020年10月より本社機能のVR移転を開始し、国境・言語・文書フリーのVRオフィスを中心としたVR事業を開発するため、Synamonと資本業務提携を行っていた。両社はVR事業を推進するなか「VR会議×多言語翻訳」の可能性を検証すべく、NEUTRANSのバーチャル空間上にロゼッタが持つAI翻訳のAPIを組み込めないかと考え、共同開発をするに至った。
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