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小島英揮氏と考える!オンライン時代のコミュニティマーケティング

過渡期を迎えるコミュニティマーケティング、人材不足・オンライン化をどう乗り越える?【元AWS小島氏】

小島氏が先進企業4社と対談。一部内容を紹介!

――ここまで、コミュニティマーケティングの最新動向を教えていただきました。次に、今後のレポートのテーマについて、教えてください。

小島:各分野の先駆者4名をゲストにお迎えし、4本の記事としてお届けする予定です。第1回「Salesforce世界最大級のユーザーコミュニティ運営とオンライン対応」では、グローバルでも成功事例として有名なSalesforceで、国内のユーザーコミュニティ施策をリードする坂内 明子さんをお迎えします。オンライン時代の新しいやり方だけでなく、より高みを目指す中での今の課題感まで掘り下げたいと考えています。

 第2回「楽天流!熱い出店者コミュニティをどう創ったか」は「楽天NATIONS」という、売り上げを上げている出店者が他の出店者にノウハウを教える仕組みをリードする渡辺 浩一さんがゲストです。競合する可能性ある他店舗に、大変な手間をかけてわざわざノウハウを教える仕組みは、競合が追随できていないことからも難易度の高さがうかがいしれます。その裏にある考え方ややり方は、コミュニティを立ち上げ、運営する大きなヒントになるでしょう。

 第3回は「よなよなエール 熱いファン・コミュニティは『緊急事態』にどう立ち向かったか」をテーマに、ヤッホーブルーイング「よなよなエール広め隊」の原 謙太郎さんにお越しいただきます。「一緒に飲む」という体験の共有ができなくなる中で、熱量を維持するために、どのような施策を打ち出したのかを詳しく聞きます。

 最終回は「ビジネス×コミュニティの最先端」について。ゲストは世界最大規模のコミュニティ・マーケティング・カンファレンス「CMX」の日本支部・CMX Connect Tokyoの代表、小野晶子さんです。世界ではコミュニティ施策がどのような課題に直面し、どう対処しているのか、日本と世界の共通する点、異なる点を知ることで、今の立ち位置や今後の方向性について、俯瞰的に考えていただければと思っています。

――最後に、これからコミュニティマーケティングを導入したい企業、現在取り組んでいる企業に向けてアドバイスをお願いします。

小島:成功事例が多方面から出てきていることもあり、この数年で、コミュニティマーケティングに関するコンテンツは激増し、コンサルティングを提供する企業も増えました。ただ、冒頭申し上げた通り、今はコミュニティバブルから幻滅期への過渡期であり、玉石混交と言える状況です。内容を自社に取り入れたり、委託したりするときは、その内容が本当に正しいか、見極めるようにしてください。

 もう一つ、コミュニティ担当者がまだ市場に多くないことから、身近にロールモデルがおらず悩む方もいらっしゃると思います。私が主催する「CMC_Meetup (Community Marketing Community)」というコミュニティでは、企業や業界の枠を超えて実践者が自らの知見を共有し合う場として用意していますし、今回の連続講座もそうした方々が自分の目指す姿を描けるようにという思いを込めて、ジャンルの異なる4つの事例を選んでいます。こうした機会も活用いただけると嬉しいです。

本連載でレポート化予定!「WASEDA NEO」連続講座のラインナップ(講座の詳細はこちらから)

第1回:Salesforce世界最大級のユーザーコミュニティ運営とオンライン対応
第2回:楽天流!熱い出店者コミュニティをどう創ったか
第3回:よなよなエール 熱いファン・コミュニティは「緊急事態」にどう立ち向かったか
最終回:世界最大規模のコミュニティ・マーケティング・カンファレンス日本代表に聞く 「ビジネス×コミュニティ」の最先端

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この記事の著者

高橋 龍征(タカハシ タツユキ)

conecuri合同会社 代表社員

CSK(現SCSK)で営業、経営企画に従事後MBAを取得し、ソニー、サムスン電子での事業開発マネジャーやテック企業の共同創業を経て独立。14年を超える複数のコミュニティ運営を通じて、セミナーや研修の企画に携わり、年間200セミナーを形にした他、コミュニティ構築支援などに複業の幅を広げ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/05/10 09:00 https://markezine.jp/article/detail/36235

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