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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

私のキャリア

ジャングルジムに登るように冒険的なキャリアを作る

ビジネス成長だけではないムーブメントを起こしたい

――多様な経験をお持ちの望月さん。ご自身の強みは、どんなところだと思いますか。

 お客様のインサイトやニーズをしっかりとくみ取った上で、ブランドやプロダクトが持っている強みと掛け合わせ、どのようにビジネスの成長へとつなげるかを考え、戦略立案・実行ができるところです。たとえば、以前ロレアルで担当していた「ラロッシュポゼ」は、敏感肌の方向けのスキンケアブランドですが、当時は日本市場での認知が低く、ただ敏感肌向けに訴求するだけではエッジが立ちづらいなと感じたんです。リサーチを進める中で、日本人は毎日紫外線対策をする習慣があり、紫外線アイテムにメイクアップ効果も求めるインサイトがあると気づきました。そこで、敏感肌と紫外線対策、ビューティー効果の3つを掛け合わせ、日本人のトレンド、ライフスタイルに寄り添ったマーケティングコミュニケーションを展開したところ、大きくブランドの認知と規模を伸ばしました。

 このケースに限らず、どのようなベネフィットを提案すれば、ビジネスの成長だけでなく、お客様や社会に対してムーブメントが起こせるかということは、常に関心を持って動いています。それを表す言葉が、「Put yourself in someone elseʼs shoes(相手の身になって考える)」です。私はこれまでずっと、自分が担当するブランドの製品やサービスは、すべて自分で使ってみることを大切にしてきました。ロレアル時代は、マスカラやリップもすべて試しましたし、アイライナーも自分で引けるようになりました。もちろんInstagramも、プライベートアカウントで広告運用をしてみたり、新しい機能を積極的に使ったりしています。

――では、仕事で大切にしていることを、教えてください。

 大切にしているのは、「三方よし」の精神です。世の中にベネフィットを提供し、自分自身がやりがいを感じることはもちろん、働く人同士で思いやりを持ち、貢献し合える関係作りが大事だと考えています。社会、身の回り、そして自分自身に対しても、みんながハッピーになれる働き方や生き方が理想です。

 もう一つ、自分のビジョンとアイデア、アクションを一貫させることです。考えるだけにとどまらず、プロジェクトマネジメントをする、まわりを巻き込むなどして、行動にまで反映させることを心がけています。

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大切な趣味と仕事は「補い合う関係」

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/05/26 09:30 https://markezine.jp/article/detail/36332

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