弊著『マーケティング視点のDX』(日経BP)では「DX2.0の4P」モデルを提唱した。本連載ではフジフィルム、Walmart、Fender、モバイルオーダーなど様々な企業がDXを成功した要素についてフレームワークを使って分析してきた。今回は「ワクチン接種予約」という喫緊の社会課題に対して、このフレームワークを活用していたらどのような結果になっていたかを検証してみたい。今後もあらゆる問題に解決にこのフレームワークを使っていただき、またDXに対する不信感を払拭するために、緊急執筆した。
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- 顧客側の視点「DX2.0の4C」の欠如
- 1、Customer value/Benefit(顧客にとっての価値/将来的な価値提供)
- 2、Cutting Cost, Time and Distance(顧客の手間とコストの削減)
- 3、Casual & Easy(手軽で簡単)
- 4、Community(ファンの育成)
- ワクチン接種予約を取り巻く課題をマーケティング視点で分析
- ターゲットの定義が曖昧だったのではないか?
- 「Problem」「Customer Value/Benefit」
- 「Prediction」「Cutting Cost, Time and Distance」
- 「Process」「Casual & Easy」
- 「People」「Community」
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- この記事の著者
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江端 浩人(エバタ ヒロト)
iU大学教授、江端浩人事務所 代表、MAIDX LLC代表、AlMONDO事業顧問
米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、日本コカ・コーラでマーケティングバイスプレジデント、日本マイクロソフト業務...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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