デジタルマーケティング戦略に必要な環境・条件とは?
近藤:鈴木さんが考える、デジマ戦略の遂行において必須な環境、条件はどんなところですか?
鈴木:いろんなベンダーからプロダクトの紹介を受けていますが、我々の場合は、「埋蔵人材の多様化」に呼応したパーソナライズをし続けることを叶えるために重要なポイントは、以下の4つだと考えています。
(1)「タイミング」をトリガーに【運用できるテクノロジー】の選定
(2)「データ分析×マーケティング」の【造詣が深いパートナー】の選定
(3)人材業界特有の【潮流を熟知したパートナー】の選定
(4)デジタルを活用して【マーケティング業務自体を改善】できるアドバイス
特に「運用が回せる」ことは欠かせないポイントです。どんなに素晴らしい機能で、どれだけ精緻なパーソナライズができても、人的運用リソースが大きくかかるものでは私たち側が疲弊してしまいます。だからと言って、制作会社に外注するのも論外です。そうならないように内製化・自動化を進めていくために、「自社が使い倒せるテクノロジーの選定」は非常に重要な環境条件になってくると思います。
鈴木:そして、それは今回ブレインパッドの「Probance」を選んだ理由にもつながりますが、同社の担当者の方が「データ分析とマーケティング」の両方に造詣が深いだけでなく、「人材業界に対する理解度」についても非常に高かったのです。私の業界特有の質問に対しても、的確な答えが常に返ってきていました。ブレインパッドさんは単なるツール提供ではなく、パートナーとして非常に助けられています。
AMBIが目指す世界=「AMBIを使っていることが若手ビジネスパーソンのステータスになる世界を」
近藤:最後に、AMBIが目指す今後について教えてください。
鈴木:AMBIはこれからの「日本の社会の未来」を作っていく人たちを最適に配置するお手伝いすることが使命だと思っているので、AMBIで創出した企業と人材の出会いで「社会が変わる事例」を作っていきたいです。
そして、「AMBIを使っていることを自慢したくなる世界観を作っていきたい」と思っています。今の世の中では、「転職=後ろめたさ」がまだまだある時代で、転職サイトを使っていること自体に後ろめたさがあると感じています。そうではなく、ユーザーも企業もAMBIを使っていることを表立って言えるようなサービスにできるよう、今後も機能改善に努めたいです。
近藤:求職者にとって、履歴書や職務経歴書は「自身のすべて」をさらけ出しているようなものですもんね。AMBIでは、そのデータをきちんとサービスの機能としてユーザーに還元されるプロセスで活用しており、最適なサービスを提供するフローが回っているんだなと改めて感じました。AMBIの目指す世界観にとって、「さらなるデータ活用」のお手伝いをブレインパッドがこれからも担っていければと思っております。
鈴木さん、ありがとうございました。