キャンペーンの肝はモチベーションを上げる仕掛けづくりに
MZ:キャンペーンを通じて得られた気づきや学びはありますか。
北野:今回のキャンペーンの肝は、より多くツイートしようというモチベーションを生むキャンペーン設計とし、会話の起爆剤を作ったことです。
このスキームを活用したことで、ヘビーユーザーのツイートが受け身のものでなく「自ら発信したくて行っている」ものとなり、「楽天市場」とユーザーが同じ方向を向いたキャンペーンにできたのは大きな収穫だったと思っています。
この取り組みを通じて、ライトユーザーの多くは、「会期がわからない」「欲しいものがない。もしくはわからない」という悩みを抱えていることがわかりました。
それらの悩みに対してヘビーユーザーの投稿を促すことで、ライトユーザーの理解の獲得や意向の変化、参加障壁の解消に役立つという知見が得られました。
MZ:キャンペーンで得られた会話を分析して次に活かせているのですね。
北野:はい、元々繰り広げられている会話を加味してキャンペーンを行うことで、どういう結果が得られるかの仮説を立てることができたのは、とても良かったです。
MZ:最後に、今後のTwitter活用の展望について教えてください。
北野:今回私たちが考えている以上に、会話の力を使ったアプローチが新規/ライトユーザーに有効なことがわかりました。
今後も継続して「楽天スーパーSALE」に興味を持っていただけるような会話の種を我々から提供することで、楽しいお買い物体験に関する発信や共有がユーザー間で活性化するように活用していけたらと思っています。