Data2:モバイルユーザーは、複数キーワードでの検索を好む
携帯で検索する際のキーワード数について聞いたところ、「2つ」が50.5%と半数以上おり、次いで「1つ」が36.6%となった。PCユーザーの場合は「1つ」が60.2%、「2つ」が31.8%と単一キーワードを好む傾向があるのに対して、モバイルユーザーは複数キーワードを好む傾向が伺える。[参照:第7回「検索エンジンのニーズと利用」に関する調査(下)]

モバイル検索で、一度検索したが思うような結果が得られなかった場合、どのような行動をとるか尋ねたところ、「検索キーワードを追加する」が49.2%と最も多く、次いで「別のキーワードで検索する」が37.2%となった。2007年9月の調査結果では、「別のキーワードで再検索する」が49.4%となっており、約半年の間でモバイルユーザーの検索方法に大きな変化が見られることが分かった。
どのような行動をとりますか?【単一回答】

電通総研が発表したインターネット広告費に関する試算で、モバイル検索連動広告は2011年までに494億円に達すると予測されており、モバイル検索のさらなる普及がモバイル広告市場を後押しするのではないかと考えられる。[参照:電通総研 2007年~2011年のインターネット広告費に関する試算を発表]
今回の調査結果から、モバイルユーザーは既に自分の検索しやすい方法を模索したり、ドコモのGoogle検索BOXを徐々に利用し始めるなど、モバイルユーザーの検索行動に大きな変化が見えつつあることが分かる。今後、検索キーワードと検索結果が一致しない点や検索結果が見にくい点等のモバイル検索機能が改善されることで、GoogleモバイルやYahoo!モバイル等のモバイル検索利用者は確実に増加すると考えられる。
本調査はモバイルインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用ください。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
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