TikTok For Businessが展開しているモバイル広告プラットフォームPangleは、ゲーム市場のインサイトと分析を行うNewzooと共同制作した最新レポートを公開した。
モバイルパズルゲームの売り上げTOPは米国
2020年、モバイル市場におけるパズルゲームの売り上げは69億ドルとなった。これは広告収益を除いた消費者支出のみで、モバイルゲーム市場全体の収益869億ドルのうち8%を占める。
まずそのモバイルパズルゲームの各国のシェアを調査した。結果、米国のシェア(20億ドル)が最も多く、次いで日本(12億ドル)、中国(9億ドル)と続いており、3ヵ国だけで全体の収益の半分以上を占めている。
モバイルパズルゲームはSNSとの親和性に優れ、エンゲージメントが高いのが特徴だ。これに実績のあるユーザー獲得および定着戦略を併用することで継続率が高まる。これは、アジアも欧米も同じ傾向にあると指摘した。
特にアプリ内購入と、アプリ内広告およびサブスクリプションを組み合わせた、ハイブリッド収益化モデルを採用するパズルゲームが増加している。
各国で最も人気が高いゲームジャンルは「パズルゲーム」
次に過去6ヵ月間にプレイしたゲームのジャンルについて調査した。結果パズルゲームが米国、イギリス、日本、韓国のすべてで1位となった。
2020年にiOSおよびGoogle Playで高い収益を上げたゲームのランキングを見ると、欧米(米国、イギリス)では多くのパズルゲームが収益のトップ50に入っていた。一方で韓国や日本では多くのロールプレイングゲームが高い収益を上げていることがわかった。
各市場のトップ50に入ったパズルゲームでは、イギリス、米国、韓国では、ほとんどが欧米のパブリッシャーのゲームで占められているが、日本市場では日本の企業が開発したゲームが好まれる傾向があった。
出典:「パズルゲーム:欧米とアジア市場の比較」
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