CM経由の課金ユーザーに向けたアプローチも強化
MZ:最後に、今後の展望を教えてください。
細山田:ゴールデンウィークの分析結果から、次回もテレビCMを出稿して十分な成果が出せそうだと実感を持つことができました。今後はマーケティング部門とさらに連携を強化し、今回のテレビCMきっかけで課金したユーザーを把握して、そこに対してピンポイントでアプローチする取り組みにもチャレンジしたいと思います。
また、取得できるデータの拡張もできたらうれしいと感じています。テレビCM経由で購入したユーザーが、どういったジャンル・キーワードの電子書籍を購入したか把握することで、クリエイティブの改善などにもつなげられるためです。
武井:今回の取り組みでまだテレビCMにチャレンジしたことのない事業部門からも問い合わせが増えています。テレビCMは大きな投資になるので、事業によってはローカル局から検証していく方法なども取り入れつつ、社内で高まるテレビCM出稿の機運に応えていきたいです。
千葉:私たちはDMMのサービスを使っているユーザーの膨大なデータを保有しているので、そのデータを深堀して、新たなアクションにつなげていけるような取り組みに挑戦したいです。
今回の取り組みでは、サマリー部分の把握ができるようになりましたが、テレビCMの効果可視化のプロジェクトとしては第1フェーズだと思っています。まだまだ分析の精度を上げることができると思うので、今後もデータ分析の視点からサポートしていきたいです。