検索結果画面に求人情報が表示⁉「Job Posting」
求人情報を取り扱っているサイトではJob Posting(求人)がおすすめです。
「Job Posting」を実装するメリットは、求人に関する検索において、求人情報が「Googleしごと検索」機能内に表示される可能性がある点が挙げられます。

この「Googleしごと検索」は求人に関する検索結果の上部に表示される機能です。求人に関する検索であれば「エンジニア 未経験 30代」や「稼げるアルバイト」などのキーワードでも表示されますので、表示されるキーワードの範囲はかなり広いと言えるでしょう。

右「稼げるアルバイト」のPC画像検索結果
表示されている求人をクリックすると、以下のような求人詳細画面に遷移します。テキストだけの求人情報であるため、一般的な求人サイトに比べると簡素な印象をもつ方もいるかもしれませんが、条件指定して複数サイトを横断して同時に検索できるなどの利便性もあります。

右:「コールセンター」のGoogleしごと検索
(クリック/タップで拡大)
レシピ同様、コレクション機能にも対応しており、気になった求人を集めることができます。

設定する求人名を「事務」「販売スタッフ」などの一般的な名称にしないといけないなど、マークアップする際には様々な注意点がありますが、求人サイトであれば対応必至の構造化データと言えるでしょう。
ユーザーと検索エンジンに効く「構造化データ」
今回は構造化データの概要と、おすすめの3種類をご紹介しました。
SEOはユーザーファーストで考えることが一番大切ですが、それと同じくらい検索エンジンにどのように伝わるかというポイントも非常に大切です。
どんなに良いコンテンツを作成したとしても、検索エンジンがそのコンテンツを見つけることができなければ、評価されようがありませんし、見つけてくれたとしても、コンテンツの内容が的確に伝わらなければ、正しく評価されません。
そんな中で構造化データは、検索エンジンのコンテンツ理解をより深める一手になります。日に日に進歩する検索エンジンですが、我々の方でフレンドリーになれる部分は積極的に対応すると良いでしょう。
また、すべてではないですが、このように検索結果で表示される機能の中にはサイトに実装することで、表示を狙えるものもあります。SEOは検索結果1位にすることを目標にしがちですが、究極的には2位でも1位よりクリック数が多ければ、その方が良いのです。
普段から検索結果の表示に意識的になり、運用するサイトの中で対応できるものはないか考えてみてください。