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グロービスのコンテンツマーケティングに学ぶ!SEO未経験者が新メディアを月間50万PVに伸ばした理由

コンバージョンにつながるサービスサイトへの送客を高める施策

前田:では最後に、コンバージョンにつながる重要な施策について。担当メディアからサービスサイトへの送客数を飛躍的に向上させたコツを教えてください。

新宅:コツは2つあります。サービスサイトへ送客するリンクのCTRと、コンテンツ間の導線の改善です。

前田:特に送客リンクのCTRはコンバージョン向上の要ですが、コンテンツマーケティングに慣れている人でもなかなか難しいところですよね。

新宅:はい。「こっちの方がクリックされるだろう」という思い込みに陥りがちなので、とにかくテストを繰り返すことがポイントです。

 1つ実体験をご紹介すると、当初記事中の送客リンクは、Wikipediaのように本文中に設置する形にしていたんですね。気になるキーワードが出てきた時点で案内する方が便利だろうと。けれど反応が良くなかったので、段落の終わりなどの記事の区切りがいいところに「詳しくはこちら」といった形でリンクを置いてみるとCTRが大きく改善しました。

前田:そうした細かな改善を繰り返された結果、記事からサービスサイトへの送客総数が50倍に伸びたのですね。

新宅:はい、グロービス経営大学院サービスサイトへの送客をコンバージョンポイントに置いているので、送客リンクの改善は注力しましたね。

 その際に、役立ったのがミエルカのヒートマップ機能です。送客リンクのクリック数が芳しくない記事において、「記事の下の方に設置されているため、そもそも残っているユーザーが少ないのでは」という仮説を立て、どこまでスクロールして読まれているのかわかる「スクロールヒートマップ」をチェックしました。

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新宅:すると、送客リンクがある箇所まで残っていたユーザーは、流入のたった20%でした。だからユーザーが50%ほど残っていて文脈的にも自然になる箇所へリンクを設置し直しました。

 その結果、スマホでは5.7倍、PCでも2.5倍のクリック数改善につながったのです。

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新宅:ただ、記事の中には文脈的にサービスサイトへ直接送客しやすいコンテンツと、そうでないものがあります。送客しにくい記事でも、流入数などの集客力は高かったりと強みがあります。そこで「集客用の記事」と「サービスサイトへの送客用の記事」を分類しました。集客用の記事からはサービスサイトへの送客するの記事へ、さらにサービスサイトと流れる導線を作ることにしました。

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新宅:コンテンツ間の導線改善を行うことで、より一層の成果向上を目指しました。これもミエルカの機能で、「集客力(流入数)」「閲覧力(滞在時間)」「誘導力(他ページへの遷移力)」「成果力(コンバージョン数)」と、記事を4つの特性に分ける機能があったので大変役に立ちました。

前田:ミエルカを上手に活用してくださって、嬉しいです!

新宅:いえ、担当のカスタマーサクセスの方が親身になってくれたおかげです。当時初心者だった私にとって、ツールだけでなく人的サポートも受けられたことは良かったです。オウンドメディア立ち上げ期に、たくさんの施策を重ねる時間をくれた上司に感謝しています。

 コンテンツマーケティングに携わる方のヒントとなり、ご自身の技に昇華してもらえたら嬉しいです。

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/12/07 12:00 https://markezine.jp/article/detail/37646

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