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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

withコロナ時代の接客を考える

全国のデパート約300カウンターで一斉にWebカウンセリングを可能にした資生堂、取り組みの裏側


コロナ禍で武器が増えた

MZ:ブランド体験や新しい引き出しを増やすという視点では、今後どのようなことをお考えですか?

松浦:既存の接点の質を高めると同時に、様々なチャレンジを続けたいと思います。Webカウンセリングの場合、お客様の目的にきちんと応えられているかという観点での質を追求していきたいと考えます。もちろんWebカウンセリング以外のデジタル接点での品質もとにかく高めていきます。お客さまが期待する質の高い出会いを産み出せるか。

 同時に様々なトライアルを続け、とにかく出会いの量も増やしていきたいです。新しい手法やツールがどんどん出ていますので、そこに後れをとらずにトライアルしたいと思います。

 コロナ禍から現在をまとめると、リアル接点が失われて大きく売上が落ちるとともにBCは強みであるお肌に触れる活動ができなくなってしまったところから、デジタルという味方ができて、リアル中心の一本足打法から二つ目の武器を手に入れた状態だと考えています。そして、少しずつカウンターでできることも再び増えてきています。ここから、さらに発展してブランドの底力を見せていきたい。そんな前向きな雰囲気が社内に広がっています。

 そして、すべてのベースはお客様です。お客様が今どういうお気持ちで、どういう購買行動なのかを常に考えて、我々の武器となる店頭BCの力でチャレンジしていくことで、最終的には他ブランドとの競争優位性を強くしていきます。

一元管理が可能なプロダクトを作り切る

倉岡:弊社はサービス間の連携をさらに強めていきたいですね。先程、オンラインとオフラインでの顧客行動の把握の話がありましたが。我々のサービスを入れていただければ、ECもレジもネット予約も一元管理できます、と言えることが一番の価値だと考えています。今はまだそこまで到達できていないので、プロダクトを作り切りたいですね。今まさに第一歩という形で、お客様に使っていただけているので、そこから出てくるお声も含めて対応していきたいと思います。

松浦:今後のチャレンジではさらに活動を定量で可視化し、高速でPDCAを回し続ける必要があります。その環境も整備しなければなりませんので、御社にも引き続きお力をお借りできればと思います。

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この記事の著者

伊藤 桃子(編集部)(イトウモモコ)

MarkeZine編集部員です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/11/18 11:29 https://markezine.jp/article/detail/37660

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