検索キーワード/検索回数の把握から始めよう
私がある製品・サービスの新規リード獲得に取り組むとき、最初に確認しているのが、その製品・サービスがどのようなキーワードで検索されているか、どのキーワードにどれくらいのボリュームがあるかということです。検索キーワードは、目的別に3パターンに分類することができます。

購買目的のキーワードで検索されていれば、「検索面の露出拡大」と「Webサイト(LP)改善」によって新規リードの獲得が見込めます。一方で、情報収集目的のキーワードでは露出を増やしても新規リードにつながりづらい場合があるので注意が必要です。情報収集目的の露出拡大そのものを否定しているわけではなく、情報収集目的の検索から新規リードの獲得を行う際には、CTA(コール・トゥ・アクション)の最適化や販売プロセスの階段設計など、他の要素を掛け合わせる必要があるという意味です。実際に検索されている回数が知りたい場合は、Googleが提供している「キーワードプランナー」や、「Keyword Tool」などのツールによって調べることが可能です。

近年、BtoBの製品・サービスをWebで探しているケースは増加傾向にあります。以下に例を示すように「経費精算システム」や「MAツール」といった多くの企業が導入・検討する分野だけでなく、「3DCAD」や「イメージセンサ」など、一部の業界で使われている製品群でも調べられています。ちなみに私たち才流にとっての購買目的のキーワードである「BtoBマーケティングコンサル」は検索回数が非常に少ないこともあり、マーケティング活動において「検索面の露出拡大」はそこまで重要視していません。必要な検索回数は競合性や目標のリード獲得数によって異なりますが、購買目的で検索している方は検討度合いが高く、リードを獲得できれば受注につながる可能性が高いので、担当されている領域の検索回数は一度確認してみることをお勧めします。