テレビCMのクリエイティブを活用して配信
MZ:では、今回どのようにTwitter広告を活用したのか教えてください。
小寺:今回は、テレビCM用に作った広告素材を活用して動画広告を配信しました。この動画では著名な声優さんにナレーションいただいており、ビジュアルは文字だけで構成されています。元々Twitter上でもテレビCMに対し一定の反響があったのを知っていたので、元々ある素材をクリエイティブとして採用しました。
さらに、他の企業様のTwitter広告を参考に、動画領域の上下にキャンペーン情報の帯を付け、今がお得であることを訴求しました。こちらも遅ればせながら初めてのチャレンジでしたが、良い仕上がりになったと感じています。
また、Twitterの動画広告ではテキスト部分にも注目が集まるという知見をTwitter Japanの方より教わっていたので、4~5種類のテキストでA/Bテストをして、クリエイティブの最適化を行っていきました。
MZ:配信方法やターゲティングに関してはいかがでしょうか。
小寺:配信方法に関しては、予算の半分を15秒最適化、残り半分をリーチ最適化に分け、1週間ずつ配信を行いました。それぞれのパフォーマンスを比較するため、クリエイティブの内容などの条件を一緒にしました。
ターゲティングでは、Amazonプライムビデオで配信開始になる映画やアニメのタイトル名などでキーワードターゲティングを行い、エリアターゲティングは関西2府4県に絞って配信を行いました。
15秒最適化、リーチ最適化それぞれで高いパフォーマンスを記録
MZ:施策を展開するにあたって、工夫した点を教えてください。
小寺:パフォーマンスを指名検索のボリュームの変化でモニタリングしたことですね。今回のキャンペーンを行ったタイミングでは、スタイルプランPに関する他のプロモーション(テレビCMやディスプレイ広告など)は行っておりませんでした。同時に他動画プラットフォームで同じ動画クリエイティブを配信していたため、Twitter広告だけの効果とは言えませんが、配信ボリュームの増加とともに指名検索数は伸びていたので、確実にパフォーマンスにはつながっていると感じています。
MZ:実際に施策を通じてどのような成果が得られましたか。
小寺:Twitter広告における15秒最適化の完全視聴単価、完全視聴率が他動画プラットフォームと比較して同等以上の結果となりました。また、リーチ最適化においてもリーチ数とリーチ単価が、他動画プラットフォームと比較して高い成果を得ることができました。Twitterはタイムライン上で流れる広告にも関わらず、ここまでの成果が出て、きちんと利用者の方にスタイルプランPのことを知っていただけたのは良かったです。また、一定数のお申込みにもつながりました。
さらに、先ほどお話したように指名検索数を今回の施策ではモニタリングしていたのですが、週次で見るとリーチ最適化で配信をしていた週に指名検索が増加しており、明らかな相関が見られています。また、お申込みも配信ボリュームが多い時期に増えていたので、Twitter広告が非常に効果的だと思いました。