SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第105号(2024年9月号)
特集「Update:BtoBマーケティングの進化を追う」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

“モバイルヒーロー”と考えるアプリマーケターのキャリア(AD)

コンシューマーサービスは“生もの” 鮮度を落とさずグロースするポイ活アプリ「トリマ」の事業戦略に迫る

 マーケティングの手法が多様化し、マーケターのキャリアプランは選択の幅が広がっている。本連載では、アプリマーケティングの第一線で活躍するマーケターを取材し、業務の醍醐味や事業成長のヒントを探る。最終回にはインクリメントPの北谷氏と、Liftoff Mobileの天野氏、内藤氏が登場。ポイ活アプリ「トリマ」のグロースを紐解くとともに、第1~4回に登場したモバイルヒーロー達との共通項を探る。

移動するだけでマイルが貯まるポイ活アプリ

MarkeZine編集部(以下、MZ):最初に、皆様のこれまでのご経歴と現職で担っているミッションについてお教えください。

北谷:2003年に新卒採用でインクリメントPへ入社しました。弊社はカーナビ向けのデジタル地図を作る会社として設立され、メイン事業は地図データの調査・整理・デジタル化です。私は現在「トリマ」というアプリサービスのグロースをミッションに掲げ、マネタイズとマーケティングを担当しています。

インクリメントP マップソリューション本部 第一戦略部 トリマ事業グループ 北谷尚大氏
インクリメントP マップソリューション本部 第一戦略部 トリマ事業グループ 北谷尚大氏

天野:私はインモビやクリテオを経て、2017年にLiftoff Mobileの日本オフィスを1人で立ち上げました。アドテク業界歴は20年ほどです。現在はLiftoff Mobileで日本と韓国のカントリーマネージャーを務めています。

内藤:Liftoff MobileでマーケティングとPRを担当しています。これまでのキャリアにおいても一貫してBtoBマーケティングやコミュニティの運営に携わっていました。

(左)Liftoff Mobile Japan Marketing Manager 内藤愛氏(右)Liftoff Mobile Japan & Korea Senior Country Manager 天野耕太氏
(左)Liftoff Mobile Japan Marketing Manager 内藤愛氏
(右)Liftoff Mobile Japan & Korea Senior Country Manager 天野耕太氏

MZ:北谷さんがマネタイズとマーケティングを担当されているトリマについて、詳しくお教えください。

北谷:トリマは移動するだけでマイルが貯まるポイ活アプリです。貯まったマイルを「Amazonギフト券」などの有名ポイントへ交換できるほか、ライフログ機能で健康管理や日記としても活用できます。

トリマ サイトトップ
トリマ サイトトップ

スクラム開発の関連書から学んだノウハウをチームに落とし込む

北谷:サービスローンチの背景には、弊社が地図データの収集方法について抱えていた課題がありました。これまでは新聞などのソースから道路の開通情報や建設中の施設情報を仕入れて図面化していたのですが、事前に情報が入らないケースもあり、網羅には限界があったんです。

 そこで、従来の方法と並行して多くの方が携帯するスマホを通じた動的なデータの収集方法を考えました。たとえば、事前情報では道路がないとされている場所にユーザーの通った軌跡があれば、そこに道路があるかどうかを調べるきっかけにできますよね。大量の動的データを集めるために、ユーザーとの接点としてトリマを開発しました。

MZ:北谷さんはトリマに立ち上げから関わられていると伺いました。立ち上げ時はどのような点に苦労されたのでしょうか。

北谷:トリマではスクラム開発という手法を採用し、開発と企画の2部門が1つのチームとして協働しています。2週間に1回というかなり短いサイクルでプロダクトをアップデートするべく、少ないメンバーで常に情報をやりとりしている点が特徴です。

 プロジェクトが発足した時は既にコロナ禍だったので、コミュニケーションは全てオンライン上で行わなければなりません。オンライン環境下でもパフォーマンスを落とさず、むしろ上げることができる体制の構築に最初の頃は心を砕きましたね。とは言え私はエンジニアではないので、スクラム開発の関連書で1位にランクインしている本を読み、必要なノウハウだけをピックアップして自分たちのチームに落とし込んでいました。

次のページ
幸せな体験を提供するアプリが競合に

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
“モバイルヒーロー”と考えるアプリマーケターのキャリア連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/01/21 10:00 https://markezine.jp/article/detail/38013

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング