C Channelが運営するママ向け動画メディア「mamatas(以下、ママタス)」は、令和の時代に子育てをしている母親=令和ママである、ママタスのInstagramフォロワーに「令和ママの新常識」としてアンケート調査を実施した。
調査はInstagramストーリーを利用したアンケート(2択制)。その結果、ママが毎日笑顔で日々過ごせることこそが家族の幸せだ、と令和ママたちの多くが考え、「家族みんなが運命共同体」として日々の家事育児を乗り切ることが理想であり、それを求めている様子が見えてきた。
合わせて同じ質問を10代以上の各世代の男女に対してインターネット調査で実施。同一の傾向が見える設問もある一方で、令和ママのアンケート結果と30%~40%の乖離が見られるものもあった。
以下、アンケート内容を紹介する。
9割が最新家電に頼る/頼らない理由は「価格」
家事は最新家電を頼ることに賛成か否か尋ねると、91.5%が最新家電に頼ることに賛成だった。「私の代わりにやってくれる人がいないなら機械に頼る」という理由が大多数で、「反対の人は川で洗濯しているの?」と最新家電に頼らないことを不思議がる声も目立った。一方「頼らない」という理由の多くは「価格が高い」だった。
家事は一人で行うものではない
家事はママが一人きりですべきか尋ねたところ、96.3%が「家事はママ一人きりでするものではない」と回答した。その理由は「家族だから」「共働きだから」が多く、「理由なんてない!」という声もあった。
毎日の夕食作りでストレスをためるより、楽して平和に
夕食のおかずは毎日手作りするべきか尋ねると、96.1%が「夕食のおかずは毎日手作りしなくていい」と回答。惣菜や既製品のレベルが高くなっており、満足度も高い様子がうかがえる。また、自由回答のコメントが一番多かったのもこの項目。「そんなんで疲れてストレスためるより楽して平和なほうがいい」が代表的な意見だった。
家事代行に8割が賛成、他人が家に入ることに抵抗も
家事代行は可能なら積極的に活用すべきか尋ねると、88.8%が家事代行に賛成で、お金さえ許すなら積極的に活用したいという気持ちがうかがえる。「いいえ」で多く見られた意見としては、「他人に家に入って欲しくない」というものだった。
「ママが一人時間を楽しんでいい?」という疑問自体がナンセンス
ママだって一人の時間を楽しんでいいかを尋ねると、「いいえ」は1.7%で、ほぼ100%が賛成だった。また、「理由なんている?」と設問自体への疑問も多数見られた。なお「いいえ」についても、「フルタイム勤務、ワンオペで座る暇もなし」「主婦に休みはない」と、物理的に「楽しめない」人の声だった。
家事代行や最新家電に頼ることに否定的な声も
以上の質問に対して世間一般の人はどう考えているのか。1,000人に調査した結果、令和ママたちの気持ちに寄り添う一面も見えたものの、家事=ママの仕事という見方も根強いことが明らかになった。
「家事はママ一人の仕事ではない」(91.1%)、「ママが一人時間を楽しむのもOK」(92.9%)と理解を見せる一方、家事代行や最新家電に頼ることには否定的な声がママタスのInstagramフォロワーに比べて20~30%多く、年代が上がるごとにその傾向が高かった。
自由回答から見えてくる姿
効率や時短を目指す令和ママだが、自由回答からは「子どもたちとの時間をもっと取りたい」「ママが我慢せずに自然体でいることが、すなわち家族全員にとってハッピーである」という考えが見えてきた。以下は自由回答の抜粋。
- 時短によってあいた時間を子どもと過ごしたり、自分の時間ができたりして心に余裕ができる
- 家事に追われてイライラしている姿を子どもに見せるより、人や家電に頼った方がいいに決まっている。
- 何事も適材適所!その空いた時間で家族で過ごせるし、ストレスが減る
- みんなで協力することで思いやりができるし、家族の中で自分の居場所ができます。
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