信用性の高い中小企業Webはここが違う
中小企業がWebを制作するときに以下のようなやり方がある。
- プロフェッショナルのすごいWeb会社に依頼して、すごいサイトを作る。
- 普通のWeb会社に頼んで、キレイで無難なサイトを作る。
- 社長が、にわかでWeb制作を覚えて、一生懸命作る。
いちばんよいのはそりゃ「すごいWeb会社にすごいサイトを作らせる」ことであろう。で、ここで考えたいのは、「普通のWeb会社にキレイで無難なサイトを作らせること」と「社長がWeb制作を覚えて、一生懸命作ること」とではどちらが「信用性」が高いだろうかという話である。
私の結論は「社長の自作Webサイト」だ。社長が自分で作る方がよい。特に、工事系、運送系の、納品に肉体労働が伴う業種では、社長が自らWebを作れば、信用性は非常に高まる。では、実例を見ていこう。
いずれも、キーワード広告などWeb営業できちんと売上げを上げている会社である。キーワード広告で成約を獲得するには、Webデザインの信用性は不可欠だ。広告をクリックして、パッと見たその瞬間に、「お、この会社なら信用できる」と感じてもらわねばならないからだ。
八光社、エコップ、豊ファインパック、いずれのWebも、信用性が高いWebだ。どれもあか抜けないデザインだが、それでも「やる気」を、「売りたい魂」を感じる。信用できそうなオーラが出ている。
これら3つのWebの共通点は、社長自らがWeb制作に関わったことである。
冒頭で「信用」はとかく「無難」と結びつきがちだと書いた。だが「信用」の本当の源泉は、「無難」ではなく「やる気」である。そして会社の中で、自社に対してもっともやる気があるのは社長だ。だから社長がWebを作れば、やる気がにじみ出る。そのやる気が信用のオーラへとつながる。そのオーラは、キーワード広告をクリックした来訪者に一瞬で伝わる。だから売上げが上がるのだ。