4月12日、App Annie Japanは、世界のアプリパブリッシャーランキングのトップ52を表彰する「Top Publisher Award 2022」の結果を発表した。
同アワードはdata.aiが提供するモバイル市場データ「App Annie Intelligence」における2021年1月1日〜2021年12月31日の1年間のiOSとGoogle Playの合計収益予測データをもとに、アプリ市場の成長に大きく貢献をしたアプリパブリッシャーに対して贈られる賞。
首位は変わらず/ByteDance、前年から17位ランクアップ
今年のトップパブリッシャー賞は、ゲームとソーシャル部門がランキングを独占。消費者が、エンターテインメントやソーシャルアプリに費やす時間が大幅に増加したことがランキングの結果となって現れた。
中国のテンセント(1位)とネットイース(2位)は、「Honour of Kings」と「Fantasy Westward Journey」のヒットゲームで5年連続の首位となった。またサイバーエージェント(12位)、miHoYo(14位)、37games(25位)、カカオ(41位)、ウルトラパワー(45位)、トップウォー・スタジオ(47位)、Stillfront(52位)など、過去最高の数のゲームパブリッシャーが10位以上ランクアップした。
また、ByteDance(7位)は、TikTokの世界的な流行にともなってアプリ内購入収入が大きく増加し、前年から17位ランクアップした。Google(5位)は、YouTube内のプレミアムコンテンツ購読がアプリ内購入収入の増加を牽引した結果4位ランクアップし、5位となった。
マッチングアプリプラットフォームでは、Match Group(9位)とBumble(49位)が10位以上ランクアップしたほか、「Tinder」や「Bumble」などが、コロナ禍で更なる人気を集めた。
日本企業は10社がランクイン
地域別で見ると、アジア太平洋地域に本社を置くパブリッシャーが上位52社の半数以上(33社)を占める。国別で見ると、中華圏(中国、香港、マカオ、台湾)のパブリッシャーが17社と最も多く、次いで米国が15社、日本は10社となり、3番目に多くのパブリッシャーがランクインした。
全世界のアプリパブリッシャーランキングでは、大ヒットを博した「ウマ娘 プリティーダービー」を運営するサイバーエージェントが国内トップの12位となった他、バンダイナムコ(17位)、LINE(28位)やKONAMI(29位)と近年話題となっているゲームアプリのパブリッシャーがランクインしている。
非ゲームアプリの国内ダウンロード数別トップはSoftbank
国内消費支出額別ゲームパブリッシャートップ20では、「ウマ娘 プリティーダービー」を運営するサイバーエージェントがトップ、続いて「ドラゴンクエスト」シリーズを運営するスクウェア・エニックスが2位、「アイドルマスター」シリーズや「ドラゴンボール」シリーズを運営するバンダイナムコが3位だった。
また国内においてのダウンロード数別トップ20非ゲームアプリの日本パブリッシャーランキングではSoftbankが1位にランクインし、楽天が2位、3位にNTTがランクインした。また「マイナポイント」を運営する総務省も9位にランクインし、「マイナポータルAP」や「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」のデジタル庁は12位にランクインしている。
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