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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

アメリカの「今」から、日本市場の「未来」に備える

ウォールドガーデンからの解放を目指す「Unified ID 2.0」とは?基本情報をおさらい

広告主が準備すべきことはある?

 海外、特に北米やヨーロッパは広告の配信に1st Party Dataを駆使している割合が高いのですが、まだまだ日本は発展途上。オフラインのサービスでも、ウェブやアプリにきちんと集客してカスタマーエンゲージメントを高めつつ、CRMも注力していくなど、1st Party Dataに対する取り組みがぜんぜん違います。

 とはいえ、日本のマーケターも、1st Party Dataを活用した広告配信の重要性は認識していることと思います。広告主がまずできることとして、1st Party Dataを使って、自分なりにカスタマージャーニーを組み立て、スモールテストをしてみるのもひとつの手です。これにより、より細かい粒度でレポートを取得できるようになります。より良いカスタマージャーニーをどう作るか、CRMをどう向上させていくかを考えながら、1st Party Dataを使ったキャンペーンを繰り返してみるとよいでしょう。

Unified ID 2.0の今後。オープンソース化の予定は?

 Googleは、3rd Party Cookie廃止を2023年半ばに延期すると発表しました。最初はやはり戸惑った人も多いと思いますが、いろいろなソリューションを使ってテストをしていくと、何となく策が見えてくるのではないかと思います。

 事実、2020年くらいからUnified ID 2.0の活用、キーワードターゲティングやコンテクスチュアルターゲティングなど、Cookieを使わずに適切な生活者に適切なタイミングでリーチするための取り組みが、業界内でも進んでいます。

 もちろん、延期されたことを受けて、まだまだCookieを使っていこうとする流れも正直あります。ただ一方で、Cookieに依存しないキャンペーンを繰り返しテストして、成果を上げられている事例もあります。期間が延びたからこそ、この期間を有効活用してテストを繰り返していくほうがよいでしょう。

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この記事の著者

馬嶋慶(マジマ ケイ)

The Trade Desk 日本担当ゼネラルマネージャー

Facebook日本支社の立ち上げメンバー、Taboolaカントリーマネージャーなど、プレミアムメディアや新興デジタルメディアでの豊富な経験を有し、直近では米国発のテクノロジースタートアップであるUiPathdeマーケティング部門を牽引。20年...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/05/09 07:00 https://markezine.jp/article/detail/38826

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