富士通と電通および電通国際情報サービス(以下、ISID)は、顧客企業の継続的な事業成長に貢献するとともに、カーボンニュートラルを見据えた環境・社会課題の解決に向けて、戦略的協業に合意した。
同協業では、多くの企業間で分断されているデマンドチェーン、サプライチェーン、エンジニアリングチェーンの効率的な連携を支援する。これにより、生活者の行動変容を捉え、多様化するニーズに即座に対応できる仕組みづくりを実践していく。
さらに、生活者ニーズを起点とした製品開発や需要予測により、リソースやエネルギーなどの無駄を削減する需給の最適化モデルを設計することで、無駄のないもの作りやGHG(温室効果ガス)の削減を行い、顧客企業を通じたトータルなカーボンニュートラルの実現を目指す。
第一弾として、製造業のエンジニアリングチェーン領域において実績のあるSiemens Digital Industries Softwareの製品ライフサイクル管理(PLM)システム「Teamcenter」をベースに、ISIDと、富士通のノウハウやソリューションを掛け合わせる共同プロジェクトを発足。これにより、PLMシステムのデリバリーが可能となり、顧客ニーズの把握から製品開発、生産製造に至る各種データを連携することで、製造業向けエンジニアリングチェーン領域のDXを推進していく。
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