ウェルネス総合研究所は2022年5月31日(火)に、今後のヘルス・トレンド予測をまとめた「ウェルネストレンド白書 Vol.2」を発刊する。
同書では性年代別だけでなく、クラスタプロファイリング分析によって生活者を7つの健康セグメントに分類。各セグメントによる興味関心を「ヘルスベネフィット」「素材・成分」の観点から分析している。
「まだ大丈夫層」が最多層
7つの健康セグメントの構成比は、Vol.1の調査回答者とほぼ同様の比率に(調査回答者は重複しない)。最も多かったのは「まだ大丈夫層」だった。
健康意識を持つ層は女性の方が多い
健康に対して何らかの意識があるセグメント層は全体の約6割だったが、性別で見ると女性の約7割が健康に対して何らかの意識がある一方、男性はまだ大丈夫層と「健康無関心層」の両者で約5割を占めた。
60代を機に変化する健康意識
「コツコツ健康層」と「健康ストイック層」は年代が高くなるにつれて構成比が上がっていく一方、まだ大丈夫層、健康無関心層と「トレーニング大好き層」は年代が高くなるにつれて構成比が下がり、健康意識が60代を境に大きく変化していた。
健康意識の高い2つの層で情報源に違いが
情報源を訊ねたところ、どのセグメントにおいても「テレビ」が最多回答に。健康ストイック層やコツコツ健康層など、一部のセグメントでは「雑誌」や「新聞記事」を挙げる人の比率も高かった。
また、デジタル領域における情報源も聴取。健康への意識が高い健康ストイック層と「健康コンシャス層」だが、普段アクセスしているデジタルメディアには違いが見られた。
【調査概要】
時期:2022年2月21日(月)~2022年2月24日(木)
方法:インターネット調査(マクロミル)
対象:日本国内在住の20~79歳男女(調査業、広告代理業、医療業など指定業種は除外)
有効回答数:4,663件
※性別×年代(10歳刻み)の12セルに対し、各セル400サンプル以上となるよう割付を設定して回収。合計5,419サンプルの中から、不適当な回答を除外した4,663サンプルを有効回答として取得
補正内容:日本国内在住の20~79歳の人口構成比(性別×年代)にあわせて、有効回答者の構成比補正を実施
出典:総務省統計局 平成27年国勢調査
【関連記事】
・TVer・じゃらんの存在感増 2022年4月度テレビCM放送回数ランキング【ゼータ・ブリッジ調査】
・社員のWebマーケティングスキル習得に向けた取り組みを「行えていない」経営者は約2割【デジプロ調査】
・サブスクリプションサービス、20代男女の46.4%が「利用している」と回答【テスティー調査】
・2022年のGW前半週、個人消費金額は19,125円で昨年から約3,000円増【マクロミル調査】
・約8割が値上げを「実感」/値上げを最も実感する品目は「生鮮食品」 【日本インフォメーション調査】