リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営するunerryと、天気予報専門メディア「tenki.jp」を運営する日本気象協会、およびALiNKインターネットは、人流データと気象データに基づくプッシュ配信サービス「天気プッシュ」を共同開発。広告配信サービスとアプリ機能提供を5月25日(水)より開始した。
同サービスは、天気/気温/降水・湿度といった気象データに時間やエリアの条件、そして人流データから推定されたユーザーの属性や自社アプリのデータごとにコンテンツの振り分け設定が可能。
広告配信サービスにおいては、気象データに加えて「よく渋谷に行く人」「よくファミレスに行く人」など、普段の行動傾向を踏まえた配信セグメント設計ができる。また、「Beacon Bank」が連携するアプリネットワークの中で、自社商品と親和性の高いアプリに広告出稿が可能だ。位置情報技術の活用により、来店やイベント来場など広告効果の検証ができ、広告施策のPDCAを回すこともできる。
アプリ機能については、自社アプリに「天気プッシュ」機能を導入することで、自社アプリのデータ、コンテンツに人流データや気象データを掛け合わせ、顧客とのコミュニケーションを多様化させられる。
「プライバシーへの配慮」「生活者を取り巻く状況の適切な理解」を両立したサードパーティクッキーに依存しない新たな情報配信の仕組みが必要と考え、3社はリアルタイム人流データと気象データを活用した情報配信サービス「天気プッシュ」の提供に至った。
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