Metaは、InstagramとFacebookでより簡単にリールを作成・編集することができる複数の機能を発表した。一部の機能は既に使用可能で、その他は今後数週間のうちに利用可能になる予定だ。
Instagramのリールで追加された機能
Instagramは、リール動画の長さを最長60秒から90秒に延長。また、既存のリール動画のフォーマットをテンプレートとして利用し、動画を作成できる機能が利用できる。加えてサウンドエフェクトや、自分の動画から音だけを取り込む機能など音源に関する新しいツールも搭載。これまでは24時間で消える「ストーリーズ」使えたインタラクティブなスタンプ(アンケート・クイズ・絵文字スライダー)もリールに導入する。
テンプレート
お気に入りのクリエイターなど、他の利用者が投稿した既存のリール動画をテンプレートとして使い、簡単に動画を作成することができる。真似してみたい動画を見つけ「テンプレートを使う」をタップすると、音源とクリップのフォーマット(クリップの尺の長さや構成など)が読み込まれ、自分が撮影した動画や写真でカスタマイズできる。
なお、テンプレートが作成されるのは3つ以上のクリップから構成されるリール動画のみ。また自分が投稿した動画のテンプレートを、他の利用者も自由に使うことができる。
サウンドエフェクト
リールを作成する際、ドラムやエアホーン、コオロギなどのサウンドエフェクトを使うことで、ユーモアのある動画や、見ている人の感情に訴えるような動画を作成することができる。
自分の動画から音だけを取り込む
カメラロールにある自分の動画から音源や音声だけを取り込み、リールを作成することが可能に。インポートするには元の動画が5秒以上の長さである必要がある。
インタラクティブなスタンプがリールにも追加
ストーリーズで人気のインタラクティブなスタンプをリールにも導入。動画を見ている他の利用者と簡単に双方向の交流を楽しむことができる。
アンケート:最大4つまでの選択肢を設定し、スタンプをタップすることで投票してもらうことができる。
クイズ:動画内でクイズを出題し、見ている人たちの知識を試したり、新しく何かを教えたりすることができる。
絵文字スライダー:絵文字を左右にスライドさせることで、動画を見ている人のリアクションや感情を表現してもらうことができる。
Facebookのリールで追加された機能
Facebookのリールでは、クリエイタースタジオを使い、デスクトップからリール動画を作成・予約投稿することができるようになる。
また、ボイスオーバーやサウンドシンクなど音源を編集する機能を追加。加えて長尺のライブまたは事前録画したゲームプレイ動画を編集し、簡単にリール動画を作成できる機能を搭載する。
デスクトップでリール動画を作成・予約投稿
デスクトップからクリエイタースタジオにアクセスすることで、リール動画の作成や、予約投稿ができるようになる。
長尺動画を編集してリール動画に
事前に録画した動画やライブ配信のアーカイブなどの動画を、デスクトップ上で簡単に編集し、リールとして投稿できる動画クリップ機能を導入。これにより、クリエイタースタジオを通じて、公開済みの長尺動画をシームレスにFacebookリールに編集することが可能となる。
またゲーム動画クリエイターには、ライブ配信コンテンツから直接リールを作ることができる編集ツールも提供。ライブ配信している動画をリールの縦型フォーマットに合わせてカットし、クリエイター自身を写すカメラ画面とプレイしているゲーム画面の双方が表示される形で、60秒までの動画にすることができる。
新しい音源ツール
Facebookのリールでも動画に音声を追加できるボイスオーバーを搭載。また、新機能のサウンドシンクを使うと、お気に入りの曲と動画クリップが自動的に同期するほか、入力したテキストをデジタル音声が読み上げてくれる機能も使えるようになる。
より多くの利用者にリーチ
Facebookは、フィード上におすすめのリール動画が表示されるように。また、フィードとグループだけでなく、Watchタブにもリールを表示する設定を導入。Instagramでリールを投稿するクリエイターは、より多くのファンにリーチするために、Facebookでも自分の動画がおすすめされるよう選択できる。
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