新しい動画広告の配信先を開拓する
MarkeZine編集部(以下、MZ):今回グーネットでCriteo動画広告の活用に至った背景を教えてください。
蠣﨑:新しい動画広告の配信先を検討していたのが最初のきっかけです。これまではテレビCMの制作を管轄している広報が動画広告の配信先の選定までを行っていたのですが、Webプロモーションを担当する我々としては新しい広告の配信先を開拓してリーチを増やしたいと考えていました。
その中で、Criteo動画広告がリリースされるとのことだったので、広報と調整して活用することを決めました。
MZ:動画広告のプロダクトはCriteo以外にもあると思いますが、なぜCriteoだったのでしょうか。
蠣﨑:Criteoは獲得に近い下位ファネルで貢献してくれている実績があったためです。私たちがコンバージョンを獲得する際に、Criteoはリスティング広告の次に効率が良い媒体だと考えています。成果も出ている媒体だったので、社内への提案もスムーズに進みました。
Criteoのデータを使い複数フォーマットで配信
MZ:では、Criteo動画広告がどのようなソリューションなのか教えてください。
松尾:Criteo動画広告は、月間14億人以上のアクティブな買い物客のデータや40億を超える商品データなどを含んだ、オープンインターネットの中で世界最大級のコマースデータセット「Criteoショッパーグラフ」を基盤とし、AIと機械学習によってターゲティングやフォーマットが最適化されるプロダクトになります。
ターゲティングに関しては、Criteo AIが自動でオーディエンス選定を行う類似オーディエンスとCriteoショッパーグラフをもとに手動で設定するコマースオーディエンスの選択が可能です。コマースオーディエンスは、靴や洋服といったカテゴリーだけでなく特定のブランド名などを選択することで、それらに関心のあるユーザーにリーチすることができます。
MZ:動画に最適化されたフォーマットとのことですが、どのような配信フォーマットが用意されているのでしょうか。
松尾:現在はインストリームビデオ、アウトストリームビデオ、縦型ビデオの3つが用意されています。さらに、配信後もブランドリフト・サーベイを提供しているので、動画広告のパフォーマンスやユーザーの態度変容について検証することが可能です。
また、「Criteoダイナミックリターゲティング」や「Criteoカスタマーアクイジション」など、Criteoのローワーファネル向けプロダクトと併用することでフルファネルのアプローチも可能です。たとえば、動画広告をクリックした方にダイナミックリターゲティングを見せるといったことができます。
Criteo動画広告の海外事例を掲載したホワイトペーパーを提供中!
今なら、Criteo動画広告の特徴や海外事例が掲載されたホワイトペーパーがダウンロードできます。「動画広告の新しい配信先を検討している」「グーネット以外の事例も知りたい」という方におすすめの資料となっております。ぜひご覧ください!
グーネット事例でわかる、Criteo動画広告のパフォーマンス
MZ:では、今回どのようにCriteo動画広告を活用したのか教えてください。
大西:Criteo動画広告を実施したのは、2021年の3月と8月の2回です。3月は弊社が獲得を特に強化している時期で、販売促進のキャンペーンを展開していました。キャンペーン訴求の動画広告を他のプラットフォームで配信していたので、同じクリエイティブをCriteoでも配信を行いました。
森:今回のキャンペーンは成約した方にプレゼントがあるという訴求なので、大西様から「クルマに関心があるユーザー」という要望をいただいておりましたので、コマースオーディエンスを活用して設定を行いました。
MZ:2回目の配信はいかがでしょうか。
大西:2回目は、テレビCMのリーチ補完が目的だったので、クリエイティブはテレビCMの素材をそのまま活用し、ターゲティングも沖縄を除いた日本全国、男女問わずブロード配信で行いました。
森:Criteo動画広告はブロード配信であっても、無駄なクリックは排除しながらグーネットに興味を持ちそうなユーザーに配信を寄せることができます。
安価な視聴単価と高い視聴完了率を実現
MZ:広告によって得られた成果を教えてください。
大西:1回目はUUの単価が安価で、他の動画プラットフォームと比較してもコストを抑えてリーチすることができました。また、2回目は高い視聴完了率を記録し、2回とも一定の成果が得られたと考えています。
森:これだけ低い配信単価を実現できたのは、配信フォーマットの違いにあると考えています。動画広告というとインストリームが現在主流ですが、今回の配信ではアウトストリームが90%を超えました。
アウトストリームの場合、様々なWebサイトでリーチすることができるため、インストリームが主体の他の動画広告プラットフォームより多くのユーザーにリーチできたのだと考えています。
蠣﨑:これまで他の動画広告プラットフォームではインストリーム配信がメインだったので、フォーマットの違いを客観的に比較できたのは良かったです。
Criteo動画広告の海外事例を掲載したホワイトペーパーを提供中!
今なら、Criteo動画広告の特徴や海外事例が掲載されたホワイトペーパーがダウンロードできます。「動画広告の新しい配信先を検討している」「グーネット以外の事例も知りたい」という方におすすめの資料となっております。ぜひご覧ください!
他動画広告プラットフォームと比べたCriteo動画広告の魅力とは
MZ:他の動画広告プラットフォームと比較したときに、Criteo動画広告の魅力はどこにあると思いますか。
大西:アウトストリームの配信比率と視聴完了率が高い点ですね。8月の配信時は6割近い視聴完了率でしたし、これまでインストリーム配信が中心だったのを考えると、新しい配信先として申し分ないです。
また、今回はできませんでしたが、動画広告を閲覧した人にCriteoダイナミックリターゲティングを見せるといった施策ができるのも魅力に感じています。
蠣﨑:他の動画広告だと検証や運用部分でのPDCAが回しにくかったのですが、Criteoでは運用から効果検証まで一貫して行うことができるのが強みですね。
ミドルファネルへのアプローチも強化する
MZ:今後、Criteo動画広告をどのように活用していきたいか教えてください。
大西:潜在層と顕在層の間にいらっしゃる方々にアプローチする方法としても活用していきたいと思います。これまではテレビCMのリーチ補完が中心でしたが、動画広告専用のクリエイティブを用意してWebの集客につなげていきたいと考えています。
Criteoはフルファネルでアプローチできるプロダクトが揃っているので、継続的なコミュニケーションを続けていきたいです。
MZ:Criteoはプロトコーポレーションにどのような支援をしていきたいですか。
松尾:Criteo動画広告を活用したフルファネルでのアプローチをより一層サポートするために、フルファネルレポートによる効果の可視化や配信後のユーザーの態度変容をどう促していくか支援したいです。Criteo動画広告に反応した方にCriteoダイナミックリターゲティングを配信するのはもちろん、ブランドリフト・サーベイで競合ブランドを選択した方に対して広告を配信するといったことを行えればと思います。
Criteo動画広告の海外事例を掲載したホワイトペーパーを提供中!
今なら、Criteo動画広告の特徴や海外事例が掲載されたホワイトペーパーがダウンロードできます。「動画広告の新しい配信先を検討している」「グーネット以外の事例も知りたい」という方におすすめの資料となっております。ぜひご覧ください!