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高い視聴完了率と安いリーチ単価を両立!グーネット事例から考える、Criteo動画広告のパフォーマンス

 Criteoが2022年5月「Criteo動画広告」の提供を開始した。同プロダクトを提供前からいち早く採用し、成果を上げているのがプロトコーポレーションの運営するクルマ情報メディア「グーネット」だ。今回はグーネットのWebプロモーションを担当する蠣﨑氏と大西氏、Criteoの松尾氏と森氏にCriteo動画広告が持つ魅力を聞いた。

新しい動画広告の配信先を開拓する

MarkeZine編集部(以下、MZ):今回グーネットでCriteo動画広告の活用に至った背景を教えてください。

蠣﨑:新しい動画広告の配信先を検討していたのが最初のきっかけです。これまではテレビCMの制作を管轄している広報が動画広告の配信先の選定までを行っていたのですが、Webプロモーションを担当する我々としては新しい広告の配信先を開拓してリーチを増やしたいと考えていました。

株式会社プロトコーポレーション ITソリューション4部 主任 蠣崎 沙英氏
株式会社プロトコーポレーション ITソリューション4部 主任 蠣崎 沙英氏

 その中で、Criteo動画広告がリリースされるとのことだったので、広報と調整して活用することを決めました。

MZ:動画広告のプロダクトはCriteo以外にもあると思いますが、なぜCriteoだったのでしょうか。

蠣﨑:Criteoは獲得に近い下位ファネルで貢献してくれている実績があったためです。私たちがコンバージョンを獲得する際に、Criteoはリスティング広告の次に効率が良い媒体だと考えています。成果も出ている媒体だったので、社内への提案もスムーズに進みました。

Criteoのデータを使い複数フォーマットで配信

MZ:では、Criteo動画広告がどのようなソリューションなのか教えてください。

松尾:Criteo動画広告は、月間14億人以上のアクティブな買い物客のデータや40億を超える商品データなどを含んだ、オープンインターネットの中で世界最大級のコマースデータセット「Criteoショッパーグラフ」を基盤とし、AIと機械学習によってターゲティングやフォーマットが最適化されるプロダクトになります。

 ターゲティングに関しては、Criteo AIが自動でオーディエンス選定を行う類似オーディエンスとCriteoショッパーグラフをもとに手動で設定するコマースオーディエンスの選択が可能です。コマースオーディエンスは、靴や洋服といったカテゴリーだけでなく特定のブランド名などを選択することで、それらに関心のあるユーザーにリーチすることができます。

CRITEO株式会社 Manager,Head of Direct Sales,Client Strategy 松尾 友直氏
CRITEO株式会社 Manager,Head of Direct Sales,Client Strategy 松尾 友直氏

MZ:動画に最適化されたフォーマットとのことですが、どのような配信フォーマットが用意されているのでしょうか。

松尾:現在はインストリームビデオ、アウトストリームビデオ、縦型ビデオの3つが用意されています。さらに、配信後もブランドリフト・サーベイを提供しているので、動画広告のパフォーマンスやユーザーの態度変容について検証することが可能です。

 また、「Criteoダイナミックリターゲティング」や「Criteoカスタマーアクイジション」など、Criteoのローワーファネル向けプロダクトと併用することでフルファネルのアプローチも可能です。たとえば、動画広告をクリックした方にダイナミックリターゲティングを見せるといったことができます。

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グーネット事例でわかる、Criteo動画広告のパフォーマンス

MZ:では、今回どのようにCriteo動画広告を活用したのか教えてください。

大西:Criteo動画広告を実施したのは、2021年の3月と8月の2回です。3月は弊社が獲得を特に強化している時期で、販売促進のキャンペーンを展開していました。キャンペーン訴求の動画広告を他のプラットフォームで配信していたので、同じクリエイティブをCriteoでも配信を行いました。

森:今回のキャンペーンは成約した方にプレゼントがあるという訴求なので、大西様から「クルマに関心があるユーザー」という要望をいただいておりましたので、コマースオーディエンスを活用して設定を行いました。

CRITEO株式会社 Senior Account Strategist Direct Sales,Client Strategy 森 雅斗氏
CRITEO株式会社 Senior Account Strategist Direct Sales,Client Strategy 森 雅斗氏

MZ:2回目の配信はいかがでしょうか。

大西:2回目は、テレビCMのリーチ補完が目的だったので、クリエイティブはテレビCMの素材をそのまま活用し、ターゲティングも沖縄を除いた日本全国、男女問わずブロード配信で行いました。

森:Criteo動画広告はブロード配信であっても、無駄なクリックは排除しながらグーネットに興味を持ちそうなユーザーに配信を寄せることができます。

安価な視聴単価と高い視聴完了率を実現

MZ:広告によって得られた成果を教えてください。

大西:1回目はUUの単価が安価で、他の動画プラットフォームと比較してもコストを抑えてリーチすることができました。また、2回目は高い視聴完了率を記録し、2回とも一定の成果が得られたと考えています。

森:これだけ低い配信単価を実現できたのは、配信フォーマットの違いにあると考えています。動画広告というとインストリームが現在主流ですが、今回の配信ではアウトストリームが90%を超えました。

 アウトストリームの場合、様々なWebサイトでリーチすることができるため、インストリームが主体の他の動画広告プラットフォームより多くのユーザーにリーチできたのだと考えています。

蠣﨑:これまで他の動画広告プラットフォームではインストリーム配信がメインだったので、フォーマットの違いを客観的に比較できたのは良かったです。

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他動画広告プラットフォームと比べたCriteo動画広告の魅力とは

MZ:他の動画広告プラットフォームと比較したときに、Criteo動画広告の魅力はどこにあると思いますか。

大西:アウトストリームの配信比率と視聴完了率が高い点ですね。8月の配信時は6割近い視聴完了率でしたし、これまでインストリーム配信が中心だったのを考えると、新しい配信先として申し分ないです。

 また、今回はできませんでしたが、動画広告を閲覧した人にCriteoダイナミックリターゲティングを見せるといった施策ができるのも魅力に感じています。

株式会社プロトコーポレーション ITソリューション4部 主任 大西 夏南子氏
株式会社プロトコーポレーション ITソリューション4部 主任 大西 夏南子氏

蠣﨑:他の動画広告だと検証や運用部分でのPDCAが回しにくかったのですが、Criteoでは運用から効果検証まで一貫して行うことができるのが強みですね。

ミドルファネルへのアプローチも強化する

MZ:今後、Criteo動画広告をどのように活用していきたいか教えてください。

大西:潜在層と顕在層の間にいらっしゃる方々にアプローチする方法としても活用していきたいと思います。これまではテレビCMのリーチ補完が中心でしたが、動画広告専用のクリエイティブを用意してWebの集客につなげていきたいと考えています。

 Criteoはフルファネルでアプローチできるプロダクトが揃っているので、継続的なコミュニケーションを続けていきたいです。

MZ:Criteoはプロトコーポレーションにどのような支援をしていきたいですか。

松尾:Criteo動画広告を活用したフルファネルでのアプローチをより一層サポートするために、フルファネルレポートによる効果の可視化や配信後のユーザーの態度変容をどう促していくか支援したいです。Criteo動画広告に反応した方にCriteoダイナミックリターゲティングを配信するのはもちろん、ブランドリフト・サーベイで競合ブランドを選択した方に対して広告を配信するといったことを行えればと思います。

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/07/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/39221