満場一致の受賞 韓国ドラマのあるあるを詰め込んだ「恋スル!チャミスル」
Best Sales Lift 部門
YouTube広告を活用して、オンライン・オフライン問わず大きく売上拡大に貢献したキャンペーン
広告主:眞露
広告会社:ジェイアール東日本企画
制作会社:xpd、AOI Pro.
ブランド:チャミスル
広告フォーマット:TrueView インストリーム広告
キャンペーンの目的:日本での認知および飲用機会を増加させ、日常シーンで選ばれるお酒となる。
【ポイント解説】視聴者の心を読んだ動画制作
明石:この動画はすごくて。「韓国ドラマのあるある」が次々に出てくるんです。制作した人たちが本当に韓国ドラマが好きなのと、「チャミスルのために頑張ろう」という本気の空気感が伝わってきたんですよね。
嶋:好きだからこその「みんなわかるでしょ?」という感じが伝わってくるよね。
明石:いろいろな作品に対して議論しましたが、満場一致だったのはこれだけでしたよね。文句なしでした。
シルクロード:こういう「あるある系」は、YouTubeと相性がいいんです。僕の場合は、やはりどうしても編集点で見てしまうんですが、曲を流すタイミングとかも素晴らしいですよね。「次もまだあるんじゃないか?」と期待させる作りになっています。
嶋:映像の流れの都合で音をつけるのではなくて、見る人の心の反応をよんで作っているんですよね。YouTubeで重要なのは「視聴体験をどれだけ解像度高く理解できるか?」。音を流すタイミングやキャプションの当て方などはとても大事です。
リクルーティングを目的に展開した斬新な企画「モンハン保険」
Best Target Reach 部門
YouTubeを戦略的に活用して、メッセージを伝えたいオーディエンスに効率的かつ効率的にリーチし、マーケティングの目的を達成したキャンペーン
広告主:東京海上⽇動⽕災保険
広告会社:ワンメディア
制作会社・関連会社:カプコン、シオン
ブランド:東京海上⽇動⽕災保険
広告フォーマット:TrueView インストリーム広告
キャンペーンの目的:大手企業として「成長できそう、新しいことができそう」というイメージを伝えることで、東京海上日動へ興味を持ってもらい、就職先として選択する学生を増やす。
ポイント解説【1】ゲーム実況の「距離感の近さ」を活かす撮影技術
明石:ゲーム実況には「距離感の近さ」があって、この作品のポイントは、その距離感の近さを出すために、広告の制作会社じゃなくて「マツコ会議」などのテレビ番組を制作している会社に依頼しているところなんですよね。
嶋:普段テレビに出ているわけではない企業の社員さんに「動画に出て下さい」と言っても、カメラがたくさん回っているところで話すというのは、やはり素人にはなかなか難しい。マツコ会議など、テレビ慣れしていない一般の方を撮影する番組の撮影技術が活きていますよね。
ポイント解説【2】リクルーティングにYouTubeは有効?
嶋:リクルーティングにYouTubeは活用できると思われますか?
明石:インディードさんがしきりに言われている言葉で「オウンドメディアリクルーティング」という言葉があって。自分たちのメディアで会社の中身をさらけ出して、リクルート活動をしていきましょう、ということを言われているんですね。今YouTubeは世界第2の検索エンジンで、検索クエリは伸び続けているんですよ。たとえば「エンジニア 採用」と検索する時、我々世代はGoogleで検索しますが、今の二十歳くらいの子はYouTubeで検索するんですって。そう考えると、やはりリクルーティングでもYouTube活用は必要で、YouTubeで社員の魅力や働き方を発信している企業とそうでない企業とでは、前者のほうがこれから先採用力が高まっていくと思います。