ヤフーとトレジャーデータは、データクリーンルーム「Yahoo! Data Xross(ヤフー・データ・クロス)」の提供を2023年春頃に開始する。
同サービスは、トレジャーデータが保有する顧客データ基盤「Treasure Data CDP」内に格納されたデジタル広告やメール配信、アプリプッシュ通知の履歴などの顧客データを、ヤフーが保持するデータを用いて分析できる。
これにより企業は、プライバシー保護を優先した安全な環境で、クッキーベースではなく顧客IDベースで顧客インサイトの抽出や広告効果の計測を行える。また企業は、「Treasure Data CDP」に格納された顧客データと、ヤフーの持つデータにより分析することで顧客インサイトの可視化や、オフラインデータも含めた広告効果の可視化が可能となる。
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