共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングは、コロナ禍の国内外の旅行に関する需要を調査した。以下、一部調査結果を紹介する。
2022年の夏は、34%が旅行の予定があると回答
まず、2022年の夏に旅行や観光に行く予定の有無を調べたところ、34%が旅行の予定が「ある」と回答した。居住エリア別に見ると、関東地方と東海地方の居住者に旅行の予定がある割合が高く、中国地方と四国地方は低い結果となった。
またコロナ禍以降の2020年、2021年と比べて旅行の需要は回復が見られた。
旅行先は「近距離旅行」が多い傾向に
続いて、2022年夏に行きたい旅行場所を調査した。結果、全体で関東が20%と最も高く、次いで北海道東北(18%)、九州沖縄(17%)となった。いずれも旅行先と居住エリアが同じ「近距離旅行」が多かった。
年内の旅行意向は71%、国内旅行の需要が増加
2022年内に旅行や観光に行きたいかを尋ねた。結果、「行きたい」と回答したのは全体で71%だった。
旅行先は北海道東北(22%)が最も高く、九州沖縄(20%)、近畿(17%)と続いた。また、2022年夏の旅行の予定と比べて旅行先と居住エリアが同じ割合は減少し、異なるエリアを選ぶ人の割合が増加。「遠距離旅行」の需要の高まりがうかがえる。一方、海外と回答した人は、全体で4%に留まった。
海外旅行の需要は変わらず低調
2019年から2022年の海外旅行の有無についても調査した結果、海外旅行に行った人はコロナ禍で大きく低下した。2019年の15%に対して、2020年は5%、2021年および2022年は3%となった。海外旅行は、まだ需要回復の兆しは見られない結果となった。
【調査概要】
調査対象:国内在住20歳以上の「Pontaリサーチ」会員
サンプル数:4,700名(都道府県ごとに100サンプル回収)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年6月8日(水)~2022年6月17日(金)
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