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Tiktok最前線

クリエイターとコラボレーションを行う際、気をつけたいこととは?──クリエイターエコノミーという潮流

「ステマ問題」に発展させないために注意すべきこととは

 2つ目は、コンプライアンスに気を配ることです。

 クリエイターは、広告のプロではありません。もちろん、魅力的なコンテンツで人を惹きつけることにかけては大きな才能と実績を持っていますが、景表法や薬機法、著作権などの法的事項についてほとんど知りません。

 企業の担当者はこの事実に留意した上で、押さえておくべきコンプライアンスポイントをクリエイターに事前に説明することが必要です。

 特に「ステマ(ステルスマーケティング)」は問題になることが多く、エンドユーザーもステマに対して敏感です。場合によっては大きな企業のブランド毀損や、クリエイターの信用の失墜につながることもあるので、「#pr」「#Promotion」などきちんと企業案件であることがわかるような表記を忘れないように説明しましょう。これは、企業とクリエイター双方を守る上で非常に重要です。

ブランドやステークホルダーを守るためにNG表現を伝えておく

 3つ目のポイントは、ブランドやステークホルダーを守ることです。

 クリエイターは自社の社員ではありません。PRする商品やブランドについて、また対象としているターゲットや訴求点、あるいは確保している販路などは知りません。

 企業の担当者は、これらの情報をきちんとクリエイターに説明し、「NG事項」を事前に明確に示しておく必要があります。自商品のブランドイメージについては考えが及びやすいと思いますが、販路となっている取引先などは意外と盲点になりやすいです。

 各ステークホルダーに意識を配り、彼らが不利益を被らないよう、「この表現は控えてほしい」と内容をクリエイターに伝えることが重要です。

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アウトソースではなく、コ・クリエイションを

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この記事の著者

朝戸 太將(アサト ダイスケ)

 東京大学を卒業後、リクルートキャリアを経てNateeに創業メンバーとしてジョイン。創業期よりTikTok事業の統括を務め、広告主の認知や購買促進など多様なニーズに対してTikTokを軸としたソリューションを提供し続けてきた。2020年末には「TikTok For Business Award」でブロンズ賞を受賞す...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2022/09/14 09:00 https://markezine.jp/article/detail/39655

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