アンケートで見えた「次につながる仮説検証」の大切さ
MZ:TownWiFi Adsのアンケートとはどのようなサービスですか。
滝澤:オリジナルの設問を4~5問程度設定可能なアンケートであり、GMOインターネットグループ内でリサーチサービスを提供しているGMOリサーチ株式会社と連携したサービスです。
広告配信事後に、広告接触者と非接触者の認知の差や購買に関するリフト調査から、商品に関する印象やその他市場調査などにもご活用いただけます。
MZ:アンケート調査によってどのような成果が得られたのでしょうか。
菅野:アンケートの結果を共有いただいたときに実感したことですが、冒頭で申し上げた、商品のコンセプトや特長がお客様にちゃんと伝わっているかどうか、仮説検証することの大切さを強く感じました。
菅野:今回の『The Naive』で打ち出したかったポイントは、泡の品質の良さ、高橋一生さんを起用したこと、コンセプトカラーの緑色の3つです。
アンケートでは、高橋一生さんというワードと、泡だちがすごい、というワードが上位に入っていたため、新商品の特長が正しく認知されている、という結果が得られました。
もしこれが全然的を射てない結果だった場合、ブランドや商品設計そのものの見直しが必要となるため、メーカーとして言いたいことがお客様に伝わったかどうかの仮説検証ができたのは大きな成果だったと思います。
発売から数ヵ月経ち、商品のリピート購買率が高いことはわかっています。品質の良さは評価されているので、実際に使って欲しいターゲットへアプローチする精度をより上げていきたいと考えています。
メーカー主導店頭施策を企画の段階から支援可能
MZ:今回の結果を踏まえ、今後の課題や展望についてお教えください。
菅野:認知の拡大はある程度の成果が得られた一方、次の段階として購買促進を考える場合、商品を買うというアクションに直接つながるインセンティブ、たとえばキャンペーンやポイントの付与など、もう少し違う仕掛けの検討が必要ではないか、と思いました。
MZ:店舗販促全体の取り組みとしてはいかがでしょうか。
菅野:このご時世、色々なことが起こりすぎて明日どうなるか予想できないことが増えています。販促についても、今までの常識がおそらく通用しないとは思っていて、常に半歩先、大体半年ないし1年後ぐらい先のことを見据えた施策の必要性を感じました。
競合商品の中からお客様の目に留まり、手に取っていただき、良いと思って買っていただく。さらに言えば、購入した方から他の方へ薦めていただく。この流れを作り続けることが消費財メーカーとしての目的なので、商品はもちろん、ブランドとしての世界観をしっかり表現できているかも重要だと思います。
そのためには、ニューノーマルの生活様式に合わせて、デジタルと既存の手法をうまく融合させた施策を進めていきたいと考えています。
滝澤:広告主様に対して営業活動を行う中でよく聞くのは、購買ポイントに近い店頭施策では、どうしても流通側主導になりがちだ、という課題です。
滝澤:この点については、メーカー様主導の施策としてTownWiFi Adsは活用しやすいサービスですし、ユーザーに対してインセンティブを与えるような広告訴求、いわゆるマストバイキャンペーンのような取り組みも、企画段階からの参画が可能です。
今後クラシエホームプロダクツ様が販促企画でキャンペーンなどを組まれる際は、TownWiFi Adsの広告配信のみならず、デジタル販促の観点からプラスアルファの価値提供をさせていただきたいと思っています。
店頭での顧客コミュニケーションに課題を感じている方におすすめ!
売場に近いタイミングでリアルタイムにアプローチが可能な広告サービス「TownWiFi Ads」。店舗のWi-Fiや、性別/年齢等のセグメントを切った配信ができるため、アプローチしたいターゲット層に合わせた配信設計が可能です。本記事で興味を持たれた方は、TownWiFi Ads公式サイトからお問い合わせください。