10月19日、中国を中心とした越境ビジネスプラットフォームを展開するトレンドExpressは、グロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家として、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、WMパートナーズ、サファイア・キャピタル、電通ベンチャーズ、DIMENSIONに加え、既存投資家であるDNX Ventures、MTG Ventures、エアトリからシリーズCラウンドの資金調達を実施することを発表した。
今回の調達資金により、越境ビジネスプラットフォーム事業の成長加速に向けて、データテクノロジーを中心とするテック領域や、タレントの採用・育成に積極的に投資を推進していく。
同社はこれまでに約12億円の資金調達を実施しており、今回の調達により、累計資金調達額は約45億円となる。
トレンドExpressは、2015年11月設立。インバウンド顧客の需要予測ツールの開発、中国消費者に向けたPRサービスの提供、越境ECプラットフォーム事業を開発。事業の立ち上げ期から2019年まで年平均200%以上の売上成長を続けてきた。
2020年の新型コロナウイルスのパンデミックにより、売上の60%の構成比だったインバウンド需要売上は消滅。コロナショック後は、アウトバウンド領域(中国現地法人向け事業、越境EC)に舵を切るとともに、ソーシャルコマース事業など新たな事業の開発を進め、2021年はコロナ前の売上の約3倍の成長を達成している。また今後は、対象国を中国以外の国に拡大して事業を展開予定。
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