サイバーエージェント、自己推薦ロボットの実証実験を実施
サイバーエージェントは、商品が自ら動いて販促活動を行う「自己推薦ロボット」の実用化に向け、サッポロドラッグストアーの店舗内にて実証実験を9月19日から10月2日まで実施した。
自己推薦ロボットとは、商品に動く・話しかけるといった生命感を付与し、商品自らが機能や利便性を推薦しているように動くロボットのこと。対象商品が自ら話しかけることでメッセージ性の高い販促効果を期待できる。また重量センサーやAIカメラを活用し、「目の前に立ち止まったら動きながらお礼を言う」など消費者の行動に合わせた振る舞いの設計が可能だ。今回の実験では、自己推薦ロボットが商品の情報を消費者へ適切に伝達することで販売促進効果を上げられるのか、またどのような動きや発話などの振る舞いをすることが消費者の興味関心につながるかを検証した。
ヤフー、広告審査基準など集約したサイト公開
ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、Yahoo! JAPANのサービスおよび広告における審査基準やデータの取り扱いなどの情報を一元的に集約した特設サイトを公開した。
同サイトは、広告掲載基準・データの取り扱い・アドフラウドに関する対策などの情報を、2022年7月にアップデートされた「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」の情報開示項目に沿ってわかりやすく記載している。
CTV広告のターゲティングにテレビデータを活用
電通・電通デジタル・CARTA COMMUNICATIONSは共同で、コネクテッドTV(インターネット回線に接続されたテレビ端末、CTV)のインストリーム運用型広告サービス「Premium Viewインストリーム動画広告(以下、Premium View)」において、「STADIA」を活用したサービスの提供を開始した。
STADIAはテレビの実視聴データを用いたオンライン・オフラインの統合マーケティング基盤だ。同サービスでは、ターゲティング配信および各デバイス間の重複を加味した統合リーチや地上波番組視聴傾向の分析が可能となる。
具体的には、ターゲティング配信においてはテレビの実視聴データをもとに、ユーザー特徴に合わせた配信セグメントを作成。Premium Viewでターゲットの視聴傾向に適したコネクテッドTVへの広告配信を実現するとともに、オンライン・オフラインを統合するリーチ獲得から配信設計までを一気通貫で支援する。
また、STADIAを活用し広告配信後の分析も可能だ。地上波テレビCM視聴者に対して、コネクテッドTVでの広告接触におけるインクリメンタルリーチの獲得状況や、パソコンやモバイル端末への広告配信を含む各デバイス間での重複接触者のリーチ分析などが行える。さらにコネクテッドTVで広告を見た視聴者について、番組やジャンルを含む地上波テレビ番組の視聴傾向も分析することができる。
