SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

獲得キーワードが5倍!マンガアプリ「comico」に聞く、攻めと守りのアプリマーケティング

獲得できるキーワード数が5倍に拡大

──どのような成果が得られたのでしょうか。

日髙:数値としては、KPIを達成できています。他の媒体と比較してもそん色なく、月によってはUNICORNの方が効率良く獲得できる月もあります。流入経路を検索面に広げることができているので、comico様のユーザー獲得増加に寄与できているのではないかと見ています。

横山:コンバージョンが取れているキーワード数が配信当初は60程度だったのが、開始約3ヵ月で300ワードにまで拡大できました。ブランドワードだけではなく、潜在ユーザーを拾っていけるようなキーワードにも拡大し、マンガ関連のキーワードを中心に様々なキーワードに配信できている点が、comico様が継続的に安定して配信できている要因だと分析しています。

──comico様はどのような気づきがありましたか。

浜野:キーワードレポートを見せていただくと、自動で最適化されているのが実感できます。我々の中でApple Search Adsは、獲得単価が安く一定のボリュームを取ることができるので、優等生のような存在です。同時にマンガアプリ全体のトレンドも見ることができます。毎回、こんなワードが上がってくるのかと発見も多いですね。

 現在は、マンガというカテゴリーで見るApple Search Adsと、カテゴリーや作品での決め打ちで進めている他の施策の両輪になり、バランスが取れてきたと感じています。しっかり数と質を担保いただいているという下支えができたので、次は別のメディアを試してみようとか、クリエイティブの切り口を変えてみようといった、チャレンジできる余裕が出てきています。

──成果につながったポイントはどこにあったとお考えですか?

日髙:属人的なApple Search Ads運用では、ブランドキーワードに偏重する傾向があります。それでは本質的な意味でApple Search Adsの価値を最大化できないと我々は考えています。ただ、一定自社ワードを検索したユーザーが他サービスに流れている可能性はあると考えていて、ブランドキーワードの保護は絶対に必要だと考えているため、ブランドキーワードで一定の入札をかけて配信をして保護しつつも、非ブランドキーワードで獲得を最大化するというところのバランスが成果につながった1つの要因だと分析しています。

横山:マンガ業界においては、ビッグワードの競争率が高く、そこだけを狙って買い付けに行くと単価が高くなりがちです。

 獲得の目標単価を目指すためには、ビッグワードは競合の入札のすき間をぬって可能な範囲で配信しつつ、効果が合いそうなその他のキーワードをいかに見つけて効率良く配信していけるかがポイントだと考えています。そのような、適切な入札単価の調整やキーワードの収集の面でUNICORNの自動最適化配信の強みを活かせているのではないかと思います。

ROASに注目し、質も担保する配信を目指す

──今後の展望・展開を教えてください。

浜野:引き続き配信していくことに加えて、今後は質の面も見ていきたいと思っています。システム面で深い連携をし、ROASに最適化したPDCAの回し方ができればさらに深いプロモーションができると期待しています。

日髙:App Storeの新しい機能がcomico様の成長につながる部分もあると思うので、浜野様にご紹介しながら進めていきたいですね。

 Web広告全体として、プライバシー保護の動きにより広告の評価が難しくなっている状況があります。同時に、マンガアプリ市場が大きくなっているからこそ、クリエイティブを使った獲得、検索面からのアプローチとフルファネルでの広告配信が重要になってきています。どのような対策が有効なのかを浜野様と話し合いながら、comico様のマーケティングをお手伝いしていければと思っています。

横山:UNICORNのプロダクトでは現在は、インストールベースの効果を見て最適化をかけていますが、今後はインストール後のデータも活用した最適化を目指してプロダクトをアップデートしていく予定です。

 Apple Search Ads自体も最近Todayタブやプロダクトページの広告配信枠が追加されました。Todayタブ広告を使えば、アプリがApp Storeのトップページに目立つように表示され、App Storeにアクセスしたユーザーが最初に目にするコンテンツとなります。またプロダクトページ広告を使うと、関心を持つユーザーが、App Store全体で異なるページを閲覧しているときにアプリを宣伝することができます。新規の枠も含めて全般的に最適化することで、iOSアプリのマーケティングに不可欠なプロダクトにしていきたいと考えています。加えてアドウェイズとも連携しながら、Apple Search Ads活用を最大化できるようにご支援していきたいですね。

UNICORNについて詳しく知りたい方へ!

UNICORNの全自動運用の仕組みと最適化のアルゴリズムを応用させた「Apple Search Adsの自動最適化エンジン」を活用し、Apple Search Adsへの配信・運用を行っております。本記事でUNICORN に興味を持たれた方は、UNICORNの最新情報はこちらでアップしておりますので参考にしてみてください!

サービスに関するお問い合わせはこちらから。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

末岡 洋子(スエオカ ヨウコ)

フリーライター

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/02/06 11:00 https://markezine.jp/article/detail/40765

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング